※本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です。
「米品薄 客も店も悲鳴 開店後すぐ完売見つけ次第買う」
「対馬丸事件 被害者へ補償早く ８０年で田村委員長が主張」
「原発新設検討を小林氏考え示す 自民総裁選」
「公明党大会来月２８日」
「９月利下げ 前向き 米ＦＯＭＣ 雇用悪化に警戒」
「暑すぎて・・・ 衣料品売れず スーパー売上高 １７カ月ぶり減」
「”医療・住宅保障”強調 民主副大統領候補が演説 ２０２４米大統領選 イスラエル擁護『恥を知れ』 民主党大会会場付近で抗議続く」
「イラン新内閣発足 外相に元駐日大使」
「米国製兵器使いロシアの橋爆破 ウクライナの越境攻撃」
「■英大型ヨット沈没５遺体」
「笑うマトリョーシカ 高岡早紀 水川あさみ」
「初Ｖへきょう決勝 関東一と京都国際 高校野球」
「大谷、今季３９盗塁 大リーグ 『４０ＨＲ４０盗塁』あと『１』に迫る」
「小売価格引き上げ要求 日清食品 公取委が警告」
「大噴火起こしたマグマ ９０００年かけ形成 鬼界カルデラ 海洋機構・神戸大チーム発表」
「南海トラフ変化はなし 気象庁」
「🎬映画の窓 天空の城ラピュタ 監督の幼少戦争体験も反映」
「自民党議員のパーティー ぬれ手で粟 今も 『協賛のみ』/収容数４倍の収入」
「川重 燃費データ改ざん 船舶用エンジン６７３台 ＩＨＩ改ざん新たに１９２６台で 国交省立ち入り調査 川崎重工業神戸工場への立ち入り調査に入る国土交通省の職員＝２２日午前、神戸市中央区」
◎例の自民党総裁選でネット記事での世論調査で次の総裁に相応しい人に小泉進次郎氏がトップだそうです。それから東京都知事選挙で現職の小池百合子氏に立憲民主党前参院議員の蓮舫氏が挑むという構図になるはずのようでもあったのですが、実際には安芸高田市長だった石丸伸二氏が健闘で２位に食い込み蓮舫氏は予想外の３位という結果でした。
こういう選挙や世論調査でのやや予想外とも言える結果は（予想外とも言える結果、は一応はあくまでも私の意見ではあるが）なぜかは面白い話があって有名な経済学者のケインズが株式市場を「美人投票」に例えたものがあります。
簡単に言うと数ある写真の中から最も美しいと思う女性への「美人投票」のイベントなのですが、それでもこれだけでは投票者がストレートに自分の好みを表明するので１位に選ばれた女性へ投票した人にはプレゼントを差し上げるというものです。
そうすると投票者は自分が美人と思う女性かそれともみんなが美人と思うだろう女性に投票するか悩むことになります。投票者はプレゼント欲しさに意に反しての女性に投票で、よって「美人投票」での１位に選ばれた女性は必ずしも美人ではないのかも知れません（例えプレゼントがなくても自分は１位の女性に投票したと満足感を味わいたいので、やはりみんなが美人と思う女性に投票する可能性がある）。
株取引も正にそうで自分が成長すると見なした企業の株か株式市場で今人気の株に投資するか常に悩むことになります。どうもウォーレン・バフェット氏などは世間の逆張りで不人気株をよく買っているようですが。
私もある意味選挙オタクでよく国政選挙の結果を見ていて日本共産党はかつての衆院選で各選挙区の定数が３から５の中選挙区制では落選してもそれなりに得票していましたが、現在の定数が１の小選挙区制では単独で立候補してもかなり得票を減らしてしまいます。これは有権者が日本共産党の支持者といえども共産党候補はまず当選できないので自分の投票が無駄になってしまうのを避けるため見切りを付けて他の立憲民主党などの候補に投票してしまうからだろうです。「美人投票」に似ています。中選挙区では当選可能性はあって実際にそれなりの当選者はいたので有権者も共産党に安心して？投票することになります。
ということで今回の自民総裁選の世論調査での小泉進次郎氏のトップや東京都知事選での小池百合子氏の当選や石丸伸二氏の健闘もみんなが当選してほしいと思っている人へのまさに人気投票と化しているのでは（石丸氏は当選には届かなかったが、ネット上での人気者に投票したいという有権者の願望が表れたのでは）。政治は国民のためにある、ということでその政治をしてほしい人への投票のはずだった選挙制度が実際には近代以前にあった民意を顧みない権力者の支配の正当化になっているのかも知れません（アメリカ大統領選挙での共和党のドナルド・トランプ氏の相変わらずの人気にもそれが窺える。２０２０年のみならず２０１６年のトランプ氏が当選した大統領選でも得票では民主党のヒラリー・クリントン氏に負け２０２１年の議会議事堂襲撃事件もあったのに支持者の熱狂は続いている。さすがにバイデン氏が撤退での民主党のカマラ・ハリス氏が登場してからは支持率は低下傾向だが）。
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ではまた。今週もありがとうございました。今度は月曜日にお会いしましょう。ごきげんよう。