本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です。

 「小池知事逃げ判断材料提供できず NHK『日曜討論』 小池書記局長が指摘 蓮舫氏バッシングを批判」

 「イスラエル軍、91人殺害 ガザ南部を空爆 300人負傷」

 「都知事選・石丸氏の『政治屋一掃』発言批判 小池氏」

 「一定条件下で猟銃使用容認 クマ被害増加で」

 「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった 河合優実」

 「トランプ氏 銃撃され負傷 演説中 発砲音複数回 大統領選へ集会 参加者3人死傷 会場はパニックに 暴力は民主主義と相いれない」

 「米国は政策転換を イラン次期大統領」

 「■カーン元首相に逆転無罪」

 「照富士 白星発進 大相撲名古屋場所 初日 3大関総崩れ 待ったなし 大荒れの土俵引き締める」

 「大谷 通算200号 大リーグ 『ゆかり』の地で節目の一発」

 「定期リポート ウクライナ侵略 難民の現場歩く ルポライター 丸山美和さん 祖国でカフェ開店目指し」

 「パリ五輪 27日開幕 注目選手、競技にスポット 池江選手にインタビュー NHKスペシャルきょうから3本」

 「鹿児島県警 捜査資料廃棄促す 文書配布 再審つぶし えん罪隠し”組織的にプラスにならず” 証拠隠滅指示そのもの 大崎事件弁護団 永仮 正弘 弁護士」

 「京アニ事件伝える碑 京都・宇治の公園に設置」

 ◎すでにみなさんもご承知かと思いますがアメリカのペンシルベニア州の大統領選挙のドナルド・トランプ氏の集会での銃撃事件でトランプ氏は右耳付近を負傷です。トランプ氏はそれなりに出血していますが無事のようでまずは良かったです。容疑者は銃撃していた建物の上で射殺されたようです。やはり明確な政治的テロのようです(個人的な動機ではあるようだが)。

 まずは一介の市民に過ぎない私の感想ですがやはり起こるべくして起きた事件では。これは政治に暴力はテロ行為は良くないでは済まされないです。これでトランプ氏へのあらゆる批判は抑制されるかもしれませんが、あえて言えばこの銃撃事件を招いたのはトランプ氏にも一因があるのでは(このトランプ氏への銃撃自体は許されないが)。

 まずトランプ氏も共和党の大統領候補者の座を争っていて(この銃撃事件で候補者に指名されるのは確実と思われる)アメリカでの銃規制に消極的です。やはりこれは見過ごすことはできないです。アメリカでは事件や暴発事故も含めて銃犯罪で1日数十人が亡くなっています。学校や商業施設での銃乱射事件も絶えないです。それでも銃規制は進みません。

 これは日本でも知られているように全米ライフル協会が銃規制に慎重ならば共和党のみならず民主党議員にも政治献金をしているからです。しかし銃規制が進まないのは他にも要因があります。

 アメリカではベトナム戦争や湾岸戦争や比較的最近では911アメリカ同時多発テロ事件からの対テロ戦争でそれに従軍した帰還兵が凶悪事件を起こす例も多いです。戦場でそれほど躊躇いもなく一般市民をも無差別に殺すのでタガが外れてアメリカ国内でも規範意識(ルールを守ろうとする気持ち)が低下して凶悪犯罪に手を染めます。また戦場での同僚兵や一般市民の死体にショックを受けてメンタルがやられて規範意識がそもそも失われて凶悪犯罪に走るケースも多いです。

 対テロ戦争でもアメリカ兵は同僚兵がテロ集団に負傷させられて何をするかというとその同僚を撃ち殺す場合もあるそうです。なぜならテロ集団によって爆弾や凶器によって苦しんでいるので、その苦しみをなくすためにあえて殺すこともあるそうです(例え戦場で救出してもなかなか治療できないというのもある)。

 そういう修羅場を体験した帰還兵が大勢帰国して求めるのは違法薬物とアルコールと護身のためでもある見慣れた使い慣れた銃で、それによる凶悪犯罪に対抗するために一般市民も銃を持たざるを得ないというのもあります。それからそういう戦争体験でのミリタリー文化というのがアメリカ社会に入り込んで暴力を容認する雰囲気が凶悪犯罪に影響を及ぼしているのもあります。もちろん帰還兵は戦場での生き死にとリーダーシップとの経験者でアメリカ社会で重要な役割を果たす人も多いです(例えばジョージ・ブッシュ第41代大統領は太平洋戦争で日本軍と闘っている。映像記録にも残っている)。地方で名士とされる人も多いです。

 それとアメリカでは田舎の州では隣りの家まで何キロメートルという場所もあり、そうすると凶悪犯罪者が侵入して来ても助けを求められないし警察に通報してもすぐには来れないというのもあります。それでやはり護身と反抗のために銃を持たざるを得ないというのもあります。

 それでもトランプ氏は2021年のアメリカ議会議事堂襲撃事件を煽って自らの敗北の選挙結果を覆そうとしました。この議会議事堂襲撃事件(死亡者も何人か出ている)も今回のトランプ氏への銃撃事件と同じく暴力です。暴力が民主主義への挑戦というのなら議会議事堂襲撃事件もそうなのでは?なぜトランプ氏がその反省もなく立候補しているのか分かりませんが。

 その上でトランプ氏は銃規制に消極的で対抗の民主党のバイデン現大統領は銃規制を推進しています(保守派判事が多数派の最高裁判所の抵抗もあってなかなか上手く行ってないが)。この銃撃事件で現場で拳を上げたトランプ氏への称賛ではなくもう少し銃規制を推進のバイデン大統領への評価もあっていいのではないでしょうか。アメリカでも日本でも世間の評価は真逆のようですが。

 付言すればこのブログでは常連の私が通っている英会話教室のアメリカのアイオワ州出身の女性講師氏もかつてカリフォルニア州を南下して旅行した私も銃を見たことはないです。21世紀のアメリカで本当に一般市民にも銃が必要でしょうか(アメリカも核家族化とインターネットへの興味集中でかつてより犯罪率は大幅に低下している)。この辺りは人口妊娠中絶反対派の共和党の政治家などが交際していた女性に費用を渡して妊娠中絶を迫った事件を思い出しますが。共和党もアメリカも自らのためにも銃規制を検討すべしが今回のトランプ氏への銃撃事件の教訓とも思われます。バイデン大統領危うしを言っている場合ではないと思います。

 ※🟥しんぶん赤旗の👀購読申し込みは🏠近所の🗣️日本共産党員の方か各地の🌈日本共産党地区委員会(🏛️党事務所)まで。📱スマートフォンでも読める📶しんぶん赤旗電子版もあります。

 ではまた。ごきげんよう。