本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です。

 「自民パー券購入 下請け分散 企業名隠す 公共事業もらうため協力 ゼネコン元幹部証言」

 「万博中止へQ&A Q 爆発事故起き、毎日2㌧もガス発生で大丈夫? 爆発防止策なく危険」

 「奥能登 県立高生が急減 入学者2割減 震災影響し過疎化拍車か 戻れるように復興急務」

 「あす午前9時から党内通信の視聴を 小池 大会・2中総推進本部長 が『緊急の訴え』」

 「南アフリカ総選挙 29日投票 アパルトヘイト廃止・全人種選挙30年 与党ANC 初の過半数割れか 失業・治安・政権腐敗に失望 91年に人種隔離関連の法律全廃」

 「『真のジェノサイド』 ガザ紛争にスペイン国防相」

 「パンデミック条約合意なく交渉終了 WHO各国」

 「猛暑 各地を襲う メキシコ 熱波48人死亡 『農業もう無理』悲鳴 フィリピン」

 「■印西部、娯楽施設で火災」

 「大の里 最速V 初土俵から7場所目 大相撲夏場所 千秋楽 待ったなし 番狂わせではない強さ」

 「松井監督が休養」

 「大リーグ 大谷が三塁打」

 「太陽系外に”金星” すばる望遠鏡など観測」

 「定期リポート ウクライナ侵略 難民の現場歩く ルポライター 丸山美和さん さよならは言わない 帰国が決まって喜ぶスビトラーナ=15日、ポーランド・クラクフ」

 「台風1号発生 史上7番目の遅さ」

 「機能性食品点検健康被害31製品 消費者庁」

 「愛知で『輪島朝市』開催 地元木工会社 無償で屋台貸し」

 「■手錠をフリマ販売か」

 ◎あまり書くことが思い付かないので申し訳ないですが、例の袴田事件での裁判のやり直しの再審公判で検察側が改めて死刑を求刑でそれでも袴田巌さんが犯人だという声もありますが、なぜ逮捕されたかはそれは袴田さんが元プロボクサーでそれでこういう一家殺害の凶悪犯罪はそこで働いていたボクサーにしかやれないだろうという見込み捜査です。基本はそれだけです。

 それからみそに漬けられた犯行着衣と見られる衣服に血痕が付いていたとの論争もこれもそもそも袴田さんは「穿けない」のですが。これで袴田さんが犯人だ、というのなら刑事裁判での「真相解明」「被疑者・被告人の人権を守る」「推定無罪」の原則は吹っ飛んでしまうでしょう。

 さらに忘れられているのは袴田さんは逮捕から50年近く勾留され10年前に静岡地裁での再審開始の決定で釈放されても形式的にはまた再勾留されて死刑執行もあり得る立場のままです。袴田さんはとっくにもう刑罰を受け終わったと言うべきでしょう。それにもかかわらず検察側は再び死刑を求刑でこれは日本国憲法三九条での「又、同一の犯罪について、重ねて刑事上の責任を問はれない。」と禁止されているとも言え、同じ行為をまた罰するという二重処罰に繋がるものです(いわゆる「ロス疑惑」での被告人の三浦和義氏にも無罪判決が言い渡されたが三浦氏も10年以上勾留されている)。

 それでもここまで検察側が袴田さんの死刑に拘っているのは一家4人殺害でそれを犯罪被害者遺族の無念を晴らすため何とかしなければならないということで、でもそれは刑事裁判の目的ではないです。犯罪被害者(遺族)の救済は独立してやるべきで(そうでないと被告人に無罪判決が言い渡された場合に被害者側は冤罪に加担したということで加害者にもなってしまう)刑事裁判の目的は被疑者・被告人の人権を守ることと真犯人を処罰することで、そのためにはまず事案の真相解明が必要です。犯罪被害者遺族の無念を晴らすことはその目的から外れます(裁判で犯罪事実が証拠によって確認された後は被害者が証人として証言して被告人に反省を促し処罰を求めることはあり得るが)。

 例のイスラエルのガザ攻撃でしかし何度も書いてますが、イエス・キリストの処刑に関与で世界的に差別されて来たユダヤ民族がナチス・ドイツによる「ホロコースト」でのユダヤ人虐殺で聖地パレスチナにユダヤ人国家イスラエルを建国でユダヤ人、イスラエルは紛れもなく長年の「被害者」です。しかし今やってることはパレスチナ人への「ジェノサイド」で卑劣な加害者になっています。なぜ悲惨な体験をした被害者側が苛烈な加害者になったのか。

 同様に犯罪被害者遺族の無念を晴らすがいつの間にか冤罪の許容や死刑を含む過剰な厳罰への要求になっていないでしょうか。確かにアメリカやヨーロッパ各国で犯罪被害者(遺族)の救済は日本より進んでいますが、それは死刑廃止や加害者家族支援とセットになっています(州によって死刑制度がまだ半数はあるアメリカでも加害者家族への支援や冤罪での受刑者の釈放がある)。被害感情の行き過ぎが袴田事件での死刑を求刑や日本では殺人事件は一貫して減少しているのになぜか厳罰化で死刑判決と死刑執行の増加で、イスラエルでは長年の無慈悲なパレスチナ攻撃で人間は被害者だからと言って自制はしないようです。袴田事件やイスラエルのガザ侵攻を視ていると何とも複雑な思いがします(それでも袴田事件の再審公判では無罪判決が予想され、ガザ侵攻でも国際司法裁判所から停止命令が出され世界的にもパレスチナ国家承認や抗議行動でイスラエル包囲網で希望がないわけではないが)。

 ※🟥しんぶん赤旗の👀購読申し込みは周囲の🗣️日本共産党員の方か各地の🌈日本共産党地区委員会(🏛️党事務所)までお願いします。📱スマホでも読める💻しんぶん赤旗電子版も。

 ではまた。蓮舫参院議員が都知事選出馬のようで。前から準備していたようですが。ごきげんよう。