夕方ですが本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です。

 「異常円安が生活直撃 小池書記局長 アベノミクス転換を」

 「検証 日米首脳会談◣ 米『主権切り離し』まで要求」

 「東京15区 酒井氏が都党訪問 田辺委員長”共闘”知事選でも」

 「黒田日銀元総裁”金融緩和”叙勲」

 「『安定』合意も矛盾山積 米国務長官の中国訪問」

 「イスラエル首相に逮捕状か 国際刑事裁 戦争犯罪の容疑」

 「スコットランド首相が辞意表明」 

 「米南部で多数竜巻」

 「佐々木朗 7回無失点」 

 「阪神が3連勝」 

 「大リーグ 大谷2安打1打点」

 「脱出口にCA必要 航空連など署名呼びかけ ”国家ライセンス与えて”」

 「職種限定なら配転不可 二審破棄 最高裁が初判断」

 「仮設住宅の不便も 能登地震4カ月 避難4540人断水3780戸」

 「札幌延伸30年度末断念 北海道新幹線 時期めど立たず」

 「桂由美さん死去 デザイナー」

 「番組なのか?商品宣伝・広告なのか? 市民団体問題提起 民放連は注意喚起」

 ◎ネット記事にもありますがイギリスのロンドンで男性が刀を振り回し警察官を含む人々を刺して残念ながら14歳の少年が死亡しました。警察官2人が重傷です。

 私は動画サイトでイギリス「SKYNEWS」を視ていたのでこの事件はほぼリアルタイムで知りましたが、事件現場をヘリコプターから中継で歩道の一部が血で染まっていて凄惨な光景です。それから容疑者の男性が刀を持って住宅街を歩いてその間に警察官が大勢駆け付け逮捕で女性の警官がまずテーザー銃という拳銃よりは殺傷能力が低いものを容疑者に向けて発射した映像もあります。しかしその屈強な女性の警官がそのテーザー銃と思われるものから発したのは水にか視えませんが。始めは水鉄砲で威嚇と思いましたが、テーザー銃にもそういう機能があるのでしょうか。それともその液体は薬品類で鎮静剤だったのかも。

 その容疑者の男性が住宅街を刀を持って歩いている姿は落ち着きがなくテロリストでもないようで無差別殺傷で怨恨でもなく精神障害だったのかも知れません(「SKYNEWS」の映像では容疑者の男性の顔は加工され氏名も明らかにはされていない)。

 ここからが本題ですがしばらくしてロンドン警視庁(イギリスでも首都ロンドンの警察は警視庁である)の担当者(女性)が事件現場近くで記者会見です。それからこれもイギリスでは珍しくないですが重大事件が起きると政治家も事件現場に駆け付けますが、今回は影の保健相(イギリスでは保守党と労働党の二大政党制で政権交替に備えて野党には影の内閣があり待機している)が記者会見です。大勢の記者とカメラが並んでいました。

 前にも書きましたが日本では殺人など重大事件が起きてもマスコミは事件現場周囲を撮影して終わりです。まるでユーチューバーです。直接の事件処理に当たっている警察官以外の警察官にインタビューすることもないです。事件処理に当たっている警察官は忙しいから後で警察署の幹部などが現場近くで記者会見で説明責任を果たすこともないです。まして政治家が来て記者会見どころか様子を見に来ることもないです(個人的にはあるかも知れないが。日本では政治家が事件現場に来ると選挙目当てで不謹慎と言われるのでは)。

 やはり日本はよく言われる「ムラ社会」でそれぞれの人間集団・組織が自己完結していて外部に責任を果たすことはないです(はっきり言って)。でもこのロンドンでの刀の殺傷事件でも地域社会を不安に陥れたはずで、警察による記者会見は必須とも言えます(少なくとも容疑者は拘束されたのだからまずは安心を、ぐらいは言ってもいいはずで)。しかし日本では警察もマスコミも記者会見はしないはインタビューはしないはで世論も容疑者はけしからん厳罰にしろで終わります。でも事件のとりあえずの原因と真相を分かる範囲でいいので当事者から説明しないと再発防止も安全安心もないのでは。

 ところで例のイスラエルのガザ攻撃で全米の大学に抗議行動が拡がっていますが、主流派の裕福な白人学生にとってはイスラエルなど距離もあってパレスチナ人は多くはイスラム系で「関係ない」と逃げることもできます。でもアメリカの若者はそうしなかったようです。日本の大学ではそういう大規模な抗議行動はないです。やはりこれも「ムラ社会」でイスラエルとパレスチナは「関係ない」からでしょうか。

 重大事件でも日本ではまず現場近くで警察が記者会見をすることはないですし(後で警察署でも)マスコミもインタビューはしないです。目撃者にさえも顔を隠して音声を加工してインタビューです。徹底して秘密化・匿名化がされています(ロンドンでの刀の殺傷事件でも目撃者は顔を晒してインタビューに応じている。さすがに凄惨な事件の性格から1人だけだったようだが)。警察もマスコミも市民でさえも「ムラ社会」で自己完結しています。やはり日本では社会・公共が存在しないです。しかし日本でも年始の能登半島地震や、自民党の裏金問題でも自分以外は「関係ない」がいつまでも通用するでしょうか。いざという困った時に知らない人々に助けを求めても「関係ない」で退かれる社会が健全でしょうか(それが顕著に表れたのが能登半島地震でのボランティア活動に行くなのネット上での大合唱だったのでは。発災直後はそうかも知れないが、4カ月経っても被災地では人手不足のようである。やはり「関係ない」が継続しているのでは)。ロンドンでの刀の殺傷事件でむしろ日本の社会が危ういと見えて来た次第です(最近の円安でも明らかに異次元緩和の「アベノミクス」の失敗でもマスコミなどの原因を探らない姿勢は社会・公共が存在していないからでは。円安物価高も天気の変化のような自然現象のようで)。

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 ではまた。大型連休後半でごきげんよう。