本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です。

 「公安警察がでっち上げた大川原化工機事件 大川原正明社長に聞く 安保政策に便乗した冤罪 ☞大川原化工機事件」

 「首相が真榊奉納 靖国神社 部隊参拝批判のさなか」

 「能登半島地震 和倉温泉観光協会 多田邦彦会長に聞く 未来見据えた復興を」

 「資本主義土台に 個人の自由発展 『週刊文春』インタビュー 志位議長 縦横に語る」

 「ドラマ366日 広瀬アリス」

 「奴隷所有者の名前不適切 米ボルティモア 崩壊した橋 名称変更要求」

 「世界の街角⚪アラカルト ⚫オランダ 海外生活での日本語学習の場 補習校での卒業式」

 「『民主主義とは未来の世代の権利守ること』 米モンタナ州 気候めぐる若者の裁判で初勝利 原告 オリビア・ベソビッチさん(20)」

 「アフガン豪雨29人死亡 全土で洪水2週間頻発」

 「TikTokの売却期間を延長 米下院」

 「ガザ即時停戦を 米NY市内 デモ行進」

 「過激入植者・団体に制裁 ヨルダン川西岸 EU・米が発表」

 「■NY州地裁前で焼身自殺」

 「阪神6連勝 首位浮上」 

 「大川原社長に聞く 人質司法 懲役より酷」

 「定期リポート ウクライナ侵略 難民の現場歩く ルポライター 丸山美和さん 仕事探しただ一人異国へ」

 「次期大河ドラマ『べらぼう』 福原遥が吉原の花魁役」

 「あす知床観光船事故2年 元妻・息子不明の男性 2人の帰りを待っていたい 死亡認定申請も続く葛藤」

 「小倉の繫華街 また火災 党北九州市議団調査 魚町8店舗焼く」

 「海自ヘリ 過去にも同型機墜落」

 ◎例のイスラエルによるガザ侵攻がまだ続いていますが、なぜここまでイスラエルがネタニヤフ政権に至って極右化(一般的には他国・他地域に有無を言わさず軍事侵攻するのは極右政権のやることである)したのか。よく言われるのは国会(クネセト)がほぼ完全比例代表制の選挙によってなのでパレスチナへの強硬派である宗教右派のユダヤ教政党も議席を得て相対的多数派政党にその宗教右派政党が加わって過半数を握ることができるので、どうしても連立政権になって入植地の拡大やハマスの攻撃でもガザ侵攻を続けるしかなくなるということです。その宗教右派の主張は旧約聖書からのパレスチナは元々ユダヤ民族のものであるからパレスチナ人のものではなくヨルダン川西岸やガザへの侵攻をどんどん続けても良いという話になります。こういう話を聞くとやはり政教分離が必要とも思いますが。

 若干の疑問があるのはイスラエルは戦後かなりの期間は比較的リベラルな労働党政権で例えば現在でも国会のクネセトの定数120で共産党も2議席あります(これは大雑把に言えば日本の国会での日本共産党の勢力比とほぼ同じである)。しかしかつてのパレスチナの生存権も認めた労働党(政権)は4議席で壊滅状態に近く、やはりこれはアメリカでも1980年代からイスラエルがヨルダン川西岸やガザでパレスチナ人に如何に酷いことをやっているか報道し始め国際社会でも批判が高まったのに政権も反省せず右傾化してしまったのが真相では。

 言うまでもなくイスラエルは建前以上にユダヤ人のユダヤ教の国家で(それでも人口の約2割はアラブ系)やはり宗教集団は外側からの批判は受け付けずむしろ団結、結束を強めてしまいます。ユダヤ教は自他共に認める歴史がたいへん長くそれだけの正統性があります。またご承知のようにイエス・キリストの処刑に関与以来世界的に差別されてナチス・ドイツによる「ホロコースト」でのユダヤ人虐殺でユダヤ民族には強烈な被害者意識があります。

 よって2000年代に入ってもヨルダン川西岸やガザへの侵攻と入植地拡大で国際法違反で世界的に批判を浴びてもそれへの自制はせずいっそうの右傾化を進めてしまったのでは。イスラエル国会がほぼ完全比例代表制で少数の宗教右派政党がキャスティングボート(決定権)を握っていると言ってもそういう極右的傾向は元々大政党で現在の与党でもあるリクードにも厳然としてあります。やはり極右化は元々ユダヤ民族のユダヤ教国家であるイスラエルに内在していてそれが顕在化したのは必然でもあったと言うべきでしょう。ではこのイスラエルによるパレスチナ攻撃をどうするのかはイスラエル自身が変わるしかないのかも。国会がほぼ完全比例代表制なので、常にパレスチナ側の武装勢力の攻撃に苛まれそれに嫌気が差してとにかくパレスチナとの和平をと訴える政党が議席を得る可能性もあるとは思いますが(実際にイスラエル共産党はパレスチナの生存権も認める立場である)。やはりパレスチナとの和平にはイスラエルでも本格的な政権交替が必要でしょうか。

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 ではまた。ごきげんよう。