既に午後ですが昨日は新聞休刊日でお休みだったしんぶん赤旗の本日のいくつかの記事題名です。
「イラン、イスラエル攻撃 無人機・ミサイルで報復 報復の連鎖に警鐘 小池書記局長」
「柏崎刈羽 核燃料搬入 原発事故への不安無視」
「行政🔍❍ｅｙｅ こども誰でも通園制度 順番違う まず安心こそ 保育の仕組み 強化を」
「ＡＩと産業 桜美林大学教授 藤田 実さん ❶ オープンＡＩの衝撃 ☞特徴量」
「野党共同 西崎氏第一声 東京・目黒区長選 吉良参院議員ら応援」
「鹿児島市議選 全員当選 ３氏、公約実現へ各地で宣伝」
「スノーピークＴＯＢが成立 上場廃止へ」
「敵対行為やめよ イラン政治問題専門家 マルバット・ザカレイヤさんに聞く」
「イスラエルへの武器輸出やめよ ロンドン ８万人がデモ」
「飛翔体十数 火の玉で落下も エルサレム上空」
「イスラエルの反撃米『参加想定せず』 バイデン大統領」
「セウォル号 真相究明を 沈没事故１０年で催し 遺族求める ☞セウォル号沈没事故」
「天使の耳～交通警察の夜 安田顕 小芝風花」
「国際学会ｉｎパリ １３年後のカタストロフ文学 木村 朗子 金原ひとみ氏ゲストに 放射能災めぐり深める」
「大谷から２Ｋダル貫禄示す」
「松山は崩れ３８位『苦しいゴルフ』」
「『あの日を忘れない』 熊本地震８年で追悼式」
「定期リポート ウクライナ侵略 難民の現場歩く ルポライター 丸山美和さん 戦争生きのびた希望 連れ帰った犬のイスキエルカ。『彼女の持つエネルギーは、人間を幸せにしてくれます』」
「大谷選手 口裏合わせ拒否 米紙報道 水原容疑者から依頼」
「機能性表示食品廃止せよ 紙氏『創設過程含め問題』 参院決算委」
◎ご承知のようにイランがドローンやミサイルでイスラエルを攻撃で動画サイトでイギリス「ＳＫＹＮＥＷＳ」を視ていると（英語力不足なのに）エルサレム上空でも空襲警報が鳴っているようです。しかしエルサレムは何と言ってもユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三大宗教の聖地で。歴史的にここを巡る争いがくり返されて来て神様から観れば今回の攻撃も罪作りなことで。でも人間は政治的な目的達成のためには実は神仏は気にしないことが分かります（戦争も政治の一部である）。そもそもユダヤ教、キリスト教、イスラム教はヤハウェ、ゴッド、アラー、と名称こそ違いますが信じている神様は同じです。またそれぞれの信者を相互に敬うことともされています。それでも特に１９４８年のイスラエル建国からパレスチナ紛争が本格的に始まりました。そして昨年の「オクトーバーセブン」と言われるパレスチナの武装勢力ハマスのイスラエル攻撃で宗教は争いの何の抑制にもなっていないです。肝心なところで「政教分離」ですが。
今回のイランのイスラエル攻撃で特に欧米先進国はイランを非難で経済制裁の可能性もありますが、しかし先日のイスラエルによるシリアのイラン大使館への攻撃が先にありイスラエルも批判しないと公平ではないです。これも主権国家シリアへのしかもそこの大使館への攻撃で極めて重大です。ところが欧米先進国はせいぜいイスラエルに自制を促すだけになっています。ましてイスラエルへの経済制裁はタブーになっています。明らかにバランスを欠いています。
欧米先進国がここまで肩入れするのはイエス・キリストの処刑に関与以来世界的に差別されついにナチス・ドイツによる虐殺「ホロコースト」があってでの贖罪意識からユダヤ人へのその国家イスラエルへの同情もありますが、アメリカなど数百万人のユダヤ人がロビー活動にも参加でその政治的影響力は無視できないのもあります。それでもアメリカの人口は約３億人なのでユダヤ人数百万人は相対的に少ないとも言えますが、日本での公明党の支持母体である創価学会の会員が数百万人でもその政治的影響は無視できないのと同様です（だから公明党が政権与党入りし継続しているとも言える）。またアメリカでユダヤ教はトランプ前大統領も信奉するキリスト教福音派などのいわゆる宗教右派とも結び付いて全体として大きな勢力を誇っています。キリスト教の事実上の開祖のイエス・キリスト自身はユダヤ人でユダヤ教徒だったこともあります（意外に忘れがちだが）。これではユダヤ人国家イスラエルとイスラム系のパレスチナ側との和解は至難の業でしょう（加えてイスラム教スンニ派でアラブ民族系のパレスチナとイスラム教シーア派でペルシャ民族系のイランとの違い・摩擦もある）。
ここで思い出すのはアメリカの政治学者のサミュエル・ハンチントン氏が著した「文明の衝突」で９１１同時多発テロ事件の時には散々言及されましたが、それから四半世紀近く経ってまたしても人類はキリスト教文明（ユダヤ教も含めて）とイスラム教文明という分かり合えない衝突を観ているのでしょうか。
しかしこのブログでは常連の私が通っている英会話教室のアメリカのアイオワ州出身の女性講師氏とのレッスンで、彼女が唐突に言い出した「ねえ？何でみんなロシアによる侵攻でのウクライナ避難民などは助けるのにシリア難民はあまり助けないの？」を思い出して「文明の衝突」とは言うがそうでもないと。まあシリア難民にあまり注目が行かないのはやはり欧米先進国とは宗教と民族が違うからで彼女も同意しましたが。私は後に彼女にスマートフォンを開発したアップルのスティーブ・ジョブズ氏は実はシリア系であると教えて驚かれましたが（あんたの自慢かよ）。彼女は田舎町（カントリーサイド）のアイオワの州都デモイン出身で典型的な金髪白人のアメリカ人の美女ですがそれでもそう言いました。そろそろ人類も人種・民族・宗教・肌の色・国籍から逃れて（それ自体は本人には重要でも）平和な世界を作って行きたいですが。まずはガザ即時停戦とイスラエル人の人質全員帰還とイスラエルとイラン相互の自制を。
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ではまた。日が傾いていますがごきげんよう。