本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です。

 「ガザ危機半年 イスラエルと米 追いつめる世界の声」

 「生活・生業の再建こそ 熊本地震8年 復興の課題探り集会」 

 「2024 焦点・論点 コロナ後遺症 7000人診療 ヒラハタクリニック院長 平畑 光一 さん 労働に影響7割 国は対策本腰を診療情報共有の場 全国に広げて ☞コロナ後遺症」

 「伊・ベネチア入場料徴収へ 観光公害解消なるか 根本解決に疑問の声も」

 「世界の街角⚪アラカルト ⚫英国 旧正月のボーダーレスに感動 皮から練った手作りギョーザ、唐揚げ、中華風煮込みまでごちそうが並んだテーブル」

 「医療機器焼失、遺体露出の墓地も・・・ シファ病院 WHO視察 ガザ イスラエル軍の妨害頻発 『人類への裏切り』 国連事務次長」

 「人質解放求めデモ イスラエル 首相を『裏切り者』と非難」

 「メキシコがエクアドルと断交 大使館突入を南米各国も非難」

 「不明6人捜索続く 台湾地震」

 「■サンダース氏事務所放火」

 「佐々木が今季初勝利 7回2失点」 

 「首位と8打差松山4位浮上 米男子ゴルフ」

 「能登半島1.1地震 液状化の怖さ 思い知る 神奈川県の町議ら 被災者に要望聞く 石川・羽咋」

 「定期リポート ウクライナ侵略 難民の現場歩く ルポライター 丸山美和さん ”難民”は人間だけではない まっすぐな目で人間を見つめる保護犬=3月、キーウ州フレドリフカ 屋外に炊事場があり、まきを燃料にノンストップで食事を作っている。費用はすべて寄付で賄っている」

 「試写室 366日 フジ系 後9・0 眞栄田郷敦 広瀬アリス きょう放送 人生の岐路で伝えたい気持ち」

 「列車にはねられ9歳死亡 群馬 警報機・遮断機ない踏切」

 「藤井が先勝 将棋叡王戦」

 ◎オクトーバーセブンと言われるイスラエルとハマスの戦争から半年で当初のハマスの攻撃でのイスラエルに同情的な国際世論は度重なるガザ地区への攻撃と先日の慈善組織ワールド・セントラル・キッチンの車への空爆でのオーストラリア人とイギリス人の死亡で欧米先進国もイスラエルに批判的になっています。またイスラエルのテルアビブでもハマスとの戦闘を続けるネタニヤフ首相への抗議集会が開かれています。これは人質解放を求めるものですが明らかにハマスとの戦闘停止を含意しているでしょう。なぜならイスラエルが戦闘を止めればハマスは人質を帰さざるを得ないです。しかしネタニヤフ氏としては戦闘を始めたのはハマスでこちらに責任はないが止めれば事実上の敗北とでも言えるのでそれはなかなか難しいです。でも戦闘を止めなければ人質帰還はまずない。ではどうするかで人質を取っているハマスを壊滅でそれにはハマスが潜伏しているガザ地区も壊滅しなければならないで、それでは国際的な批判がますます高まる人質の命も危ういでネタニヤフ氏は自家撞着に陥っています。このイスラエルとハマスの戦争が終わってもイスラエルの同盟国のアメリカももう以前のような親イスラエルの路線は採れないのでは。イスラエルへの資金援助も見直しがあるのかも(その資金援助でイスラエルはアメリカ製の武器を購入しているので実質的には軍事支援である)。

 ところでロシアのウクライナ侵攻からも2年が経過で私が不思議に思うのはアメリカや近接のヨーロッパ各国もソビエト連邦時代からの反ロシアであったのになぜか米軍もNATO軍もロシアとの戦闘には出動していません(それが良いか悪いかは別として)。これはやや意外で今までの戦争は武器商人が儲けるためでもあるのだという言説を覆すのかも。また反米の陰謀論者が言うようなロシアがやる戦争だから正当性があるやウクライナが苦戦しているのも違うのでは。戦争を始めたのはあくまでもロシアの側でそれが2年経ってもロシアが勝ててないのだから明らかにプーチン大統領の誤算でしょう。2014年のクリミア侵攻でもあまり世界各国が騒がなかったので味を占めたプーチン氏がウクライナ侵攻で、でも今回はウクライナのゼレンスキー大統領がアメリカや昨年の広島サミットでの日本まで来て支援を訴えたので各国も日本以外の先進国は軍事支援までしてまだウクライナが踏ん張っている状況です。苦戦しているのはロシア側とも言えるのでは。

 しかしもしゼレンスキー氏が各国を回って支援を呼び掛けなければクリミア併合のようにウクライナも少なくとも東部は完全にロシアに併合されていたでしょう。それでも米軍やNATO軍は直接的にはロシアとの戦闘には参加しません(ウクライナ兵士への戦闘訓練は実施しているが)。湾岸戦争やイラク戦争での多国籍軍とは大違いです。これはアメリカなど欧米先進国の軍需産業もあって戦争好きと言われていた俗説と食い違うのでは。もし米軍やNATO軍がロシアとの戦闘に参加すれば軍事力の差でまだウクライナは勝てるのでは(それでも親ロシアの中国や北朝鮮やイランがロシア側に付く可能性はあるが)。やはりアメリカも各国も戦争を嫌がっているのでは。これは前記の最近のアメリカのイスラエル批判にも通じます。

 なぜアメリカなどロシアと戦闘しないのか。最近のアメリカでのTikTok禁止もありますがスマートフォンやEV(電気自動車)や再生可能エネルギーの開発で中国の経済的台頭は目覚ましいものがあるからでは(それでも中国もかつての「一人っ子政策」からの最近の急速な少子高齢化で将来は危ういが)。戦争よりも経済で。それは日本もスマートフォンやパソコンやEVや白物家電の開発・販売で中国のみならず韓国や東南アジア諸国に出遅れていてもはや戦争や軍事力で自国の優位を示す時代ではないのでは。これはイスラエルとハマスの戦争とロシアによるウクライナ侵攻で気付かされた意外な事実です。世界は変わりつつあります。それが世界平和に繋がれば良いのですが。まずは一刻も早くウクライナ侵攻停止とガザ停戦を。

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 ではまた。ごきげんよう。