遅くなりましたが本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です。

 「避難生活・断水 実態はより深刻 能登半島地震3カ月 共産党対策本部が会合 『責任果たせ』国・県に要求」 

 「真相解明なきお手盛り処分 安倍派幹部『離党勧告』小池氏が批判」

 「こども家庭庁発足1年 深刻さ増す子どもの環境」

 「どう見る 離婚後共同親権 拙速に審議進めず何よりも子ども真ん中に 共産党国会議員団法務部会長・衆院法務委員 本村伸子議員に聞く」

 「▬シリーズ ガザと世界 6カ月 希望とは行動すること 両親殺されても報復拒否。平和な未来信じる イスラエル在住ユダヤ人 マオズ・イノンさん(48)」

 「楽天G、金融事業再編へ 銀行など事業集約を想定」

 「国会での党の役割語る 愛知・豊橋 穀田氏招き懇談会」

 「首相退陣求め数万人デモ イスラエル 政権への批判高まる」

 「ガザ停戦・人質解放を ローマ教皇がスピーチ」

 「ガザへの原爆投下 主張 米下院議員に批判も相次ぐ」

 「トルコ地方選、与党敗北 エルドアン大統領に痛手」

 「手塚治虫没後35年 生命への賛歌戦争憎む迫力 石子 順」

 「鈴木初打点 チーム初○ 大リーグ 貴重な追加点 大谷は二塁打反撃の口火に」

 「能登半島1.1地震 『復興へ貢献したい』 石川 被災自治体で入庁式 父亡くし自宅片付ける男性 『前向きにいかないと』」

 「鳥島近く 新たな火口 昨年10月の津波原因か」

 「紅麹サプリ被害原因? 『プベルル酸』とは 不調6人に 台湾報道 『紅麹』3製品返品窓口設置 小林製薬」

 「■最高齢のパンダ死ぬ」

 ◎新年度が始まりましたがということは昨年の10月7日のハマスの攻撃でのイスラエルとの戦争(オクトーバーセブンとも言われる)から半年でもあります。この間にあまりにも多くの人々が殺されました。先ほどはガザでの支援組織(ワールド・セントラル・キッチン)で活動中のオーストラリア人もイスラエル軍によるとみられる空爆で殺害されました。

 しかし半年経ってそれ以前の欧米諸国の親イスラエルと合いまったハマス非難の姿勢は一変しました。アメリカのニューヨークやイギリスのロンドンやフランスのパリでもパレスチナ支持の大規模な抗議行動が相次いで開かれ(比較的小規模ではあるが日本でも渋谷駅前など各地でパレスチナ支持の抗議行動は継続している)それには主流派の白人も多く参加しています。また正統派のユダヤ教徒もガザ停戦支持に加わっています。それらに押された欧州諸国の政府も単にイスラエル支持ハマス非難では済まされず、アメリカのバイデン政権もガザへの支援物資投下やイスラエルのネタニヤフ政権へガザへの侵攻を実質的には止めるように要求しています。これは戦後の現代史ではあまり考えられなかったことです。世界史の転換点かも知れません。

 それでもかつての日本赤軍の関係者のロッド空港乱射事件からでパレスチナ・アラブ世界の日本への見方は先進国では唯一親和的なのですが(日本が非白人非キリスト教国家でアラブ世界を植民地支配していないことや、大量の石油を輸入していることもある。太平洋戦争でアメリカなど欧米諸国と戦ったことも理由)今回当初はアメリカの親イスラエル路線に乗っかったことはどうだったのか。ハマスのテロ攻撃自体は強く非難すべきですが。もっとも上川外相も最近は実質的にはイスラエルを非難でガザへの人道支援推進でこの点でも状況は変わりました。

 しかし最近のイスラエルを見ても軍事国家でナチス・ドイツの「ホロコースト」での悲惨な被害者がなぜパレスチナへの加害者側に完全に転換してしまったのか(しかもイスラエルが攻撃しているパレスチナ側は「ホロコースト」での加害者ではない)。ナチス・ドイツのユダヤ人虐殺「ホロコースト」に世界が同情してイスラエルを建国したこと自体に無理が来ているのでは。それでもパレスチナにユダヤ人が住むこと自体は問題はなくてもパレスチナでの入植地の拡大などどう考えても国際法違反です。またユダヤ教への特権的な扱いなども政教分離原則との関連で問題でしょう。イスラエルがそういう国家であることが大前提なのであまり問題視されていないようですが。ユダヤ教を信じても棄教や新たな国民になる乳児や移民にユダヤ教を強制できないです(実際にイスラエルでも約2割はアラブ系でキリスト教信者もいる)。これは内心の問題なのである宗教を信じないとしてもそれだけでは責められないです。また例えある宗教を信じているとしても本当にそうなのかは絶対本人にしか分からないです。ある宗教の信者を仮装してイスラエルのみならずイスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教系の神権、宗教国家にいても他者に内心は分からないです。

 ということでこの半年間のイスラエルとハマスの戦争では現代国家の問題点もあからさまになりました。いつまで経っても戦争を止められない信教の自由があっても特定の宗教が優遇されている世界で、しかしこれこそが聖書やコーランや仏典などからの神仏による人類社会の宿題かも知れません。世界史は人間の誤謬の連続です。まずは一刻も早くガザ停戦を。

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 ではまた。ごきげんよう。