深夜ですが昨日のしんぶん赤旗で見逃した記事題名です。

 「被災者支援 奮闘誓う 石川の共産党 全県会議開く」

 「与野党とも新政権樹立主張 パキスタン国民議会選挙」

 「果物高騰Doleなど値上げ」

 「くらしの相談室📱 年金 社会保険 自営業で49歳弟が死亡遺族年金は出るのか」

 「★松山は22位」

 「キプトゥムさん交通事故で死去 男子マラソン」

 「岐阜・飛騨市議選 籠山氏が無投票当選」

 「ガザ停戦求めシンポ 中東研究者が報告」

 ◎この辺りで止めたいのですが引き続きでコロナウイルス感染拡大での反ワクチンノーマスク派の陰謀論者のある男性(私と面識がある)がSNSで精神医学全否定の講演会に参加でご満足のようで「0歳児から覚醒剤と同じ成分の薬や統合失調症の抗精神薬がてんこ盛りにされ」などだそうで、前にも書きましたがそれ自体は危険な成分でも適量ならば安全なものはたくさんあります(むしろそれが普通)。コーヒーも一度に数十杯飲むとカフェインが致死量に達し死亡することもあり得ますが、誰も一度に数十杯飲む人はいないので(そもそもできない)街中に喫茶店やコーヒーチェーン店があります(喫茶店の多いここ名古屋でもコーヒー飲んですぐ死んだ人はそうはいないのでは)。

 それからその精神医学全否定の講演会の様子がその男性のSNS上にUPされていますが、講演者の横のスライドに何か書かれていて「神経毒=農薬 =殺虫剤 =麻薬 =向精神薬 =ふぐや蛇の毒 =サリン 違いは、致死量だけ」だそうでこれは正しい認識ですが(その「致死量」が重要なのだが)。精神薬や発達障害の薬にも危険な成分は入っていて(前記のコーヒーへのカフェインと同じ)それが適量ならば問題はないです。そういう正しい認識があるならばなぜ精神医学と精神薬全否定なのか意味が分からないです。自分で自分が参加・関与した講演会を否定しているのでは(その講演者もだが)。

 それでも精神薬など治療薬はやはり副反応の問題があるのではないかと、それはそうですが必ずしも治療薬だけの問題ではないです(コーヒーのカフェインはともかくとしても)。

 ご存知の方も多いでしょうが実は水も一度に大量に摂取すると血液が薄まって死亡する危険があります(「水中毒」と言う)。血液は常に栄養を体全体に供給しているのでそれが水で薄まってしまうと体の活動ができなくなります。ではこの陰謀論者の男性などは水を飲むのは危険だから止めるのでしょうか。

 また実は食中毒自体も日本で毎年推計で数百万人の患者が出ているともされています。しかし食中毒になっても必ずしも患者さんは病院を受診するとは限りませんし(市販薬で治すとか自然治癒とか)患者さんを診た病院やクリニックも保健所や厚生労働省に報告するとも限りません。それと死亡する重大な食中毒はそうはないです。では食中毒があって食事をするのも危険だからこの陰謀論者の男性や精神医学全否定の講演会の講演者は食事をも止めるのでしょうか。だから前記のように「違いは、致死量だけ」に似ていてちゃんと危険な成分でも適量を守って衛生対策をすれば治療薬や食事も問題はないです。危険な成分があるからと針小棒大に取り上げ精神医学や精神薬を全否定は止めるべきでは(特に重度の精神病患者は精神薬を服用しないと犯罪や自傷行為を犯す可能性もある)。

 この陰謀論者の男性と講演者は「違いは、致死量だけ」としていますが実は「違いが分からない男」?だったりして。深夜にコーヒーが飲みたいですが。

 ではまた。おやすみなさい。