深夜ですがニュース速報です。

 大接戦の京都市長選挙でしたが自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦の元官房副長官の松井孝治氏が当選確実とのことです。日本共産党、社民党、れいわ新選組が支援の弁護士の福山和人氏はあと一歩及びませんでした。

 よく知られているように歴史と伝統文化が息衝く京都市で左翼・革新勢力の日本共産党が強く蜷川府政が終焉した昭和53年の後も府市議会では自民党に次ぐ勢力でした。かつては京都府選出の国会議員数で日本共産党が自民党を上回ったこともあります(日本共産党5人に対して自民党4人だった時期もある)。定数2の参院京都選挙区でも断続的にではありますが共産党は議席を獲得しています。それでも昨年春の統一地方選では日本維新の会に押されましたが、今回の京都市長選で支援の福山氏が松井氏に迫ったことでまだ京都市は日本共産党の牙城のようです。

 それにしても日本共産党の勢力が強いからとはいえ今回も立憲民主党は自民党と一緒にかなり熱心に松井孝治氏に相乗りしたことで国政での政権交替への一定の批判は受けそうです。だからといって立憲民主党が京都で独自候補を擁立すると自民党、公明党が推薦する候補者から票を奪ってますます日本共産党が推薦・支援する候補者が当選するリスクを冒すので(共産党が「漁夫の利」を得ることになるとも)それはできないということでしょうか。しかし京都と言えば立憲民主党にとって泉健太代表や山井和則衆院議員や福山哲郎参院議員という有力幹部が選出されていていつまでも自民党、公明党と京都府市長選での相乗りはできないような気もしますが。立憲民主党の今後の課題では。

 改めて今回の京都市長選で投票に行かれた全ての京都市民の方々と立候補された候補者の方々と選挙運動に係わった方々や開票作業などを担当した京都市職員の方々に敬意を表します。お疲れ様でした。

 ではまた。おやすみなさい。