たいへん遅くなりましたが本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です(本日のしんぶん赤旗の記事題名紹介は以下のみです)。

 「中央委員会議長に志位和夫氏 幹部会委員長に田村智子氏 書記局長 小池晃氏 副委員長(筆頭) 山下芳生氏 同・書記局長代行 田中悠氏 他の副委員長に市田・緒方・倉林・浜野氏 政策委員長 山添拓氏」

 「日本共産党第29回大会決議」

 「紅茶など値上げ キリンビバレッジ」

 「自衛官確保へ『丸刈り撤廃』? 根本問題からのズレ」

 「米 若者の怒り広がる イスラエル擁護の政権に批判」

 「野戦病院 甚大被害か ヨルダンが設置 イスラエルが攻撃 ガザ 医療『日に日に崩壊』WHO幹部」

 「住宅再建 2.2兆円必要 パレスチナ投資基金 餓死増に警鐘」

 「ベラルーシ新軍事指針 ロシアの核使用認める」

 「万博ごり押しの維新と自民の悪政連合打破を 大阪 辰巳孝太郎 評議員」

 「🎞️映画 ハリー・ポッターと秘密の部屋」

 「復活へ心の強さ模索 全豪テニス1回戦敗退の大坂 力み・焦り出てミス 克服めざす」

 「パ開幕3試合全てナイター プロ野球」

 「校則モヤモヤ高校生口々に 下奥県議懇談 共産党愛知県委を16人訪問 冬でも上着禁止■男女不平等」

 「能登半島1.1地震 『断水 数カ月は続くと・・・』 石川・内灘町 液状化の被害甚大」 

 「ブラックホール初撮影から1年 安定したリング構造確認」

 「岸田派解散へ」

 「■柿沢議員の保釈決定」

 ◎ご承知とは思いますが日本共産党が第29回党大会で志位和夫氏が議長に田村智子氏が委員長に選出で、まあこれは予想された人事でしょう。

 日本共産党と言えば派閥・分派を作らない「民主集中制」でこれが志位前委員長の任期が20年以上にも渡ったことにも繋がっていると批判の声も強いです。この点が難しいのは比較対象の政党があまりないことです。約30年前の「政治改革」で新党ブームで多くの政党が誕生し消えて行きました。自民党と公明党はほぼそのままですが立憲民主党も民主党、民進党からで希望の党騒動で誕生しました。確かに志位和夫氏は前職の書記局長時代から約30年党幹部の座にあります(議長としてこれからも)。しかしナンバーツーの書記局長というと市田忠義氏や山下芳生氏や現在の小池晃氏など割と交替はあります。副委員長などはなおさらです。

 公明党では党批判で除名されましたがかつて竹入義勝氏が20年近く委員長を務めています。また現在の山口那津男氏も代表を今年で15年務めることになります。社民党の福島瑞穂氏も今年で通算14年党首を務めることになります。

 日本共産党も公明党も社民党も組織政党で良くも悪くも支持者が固定化しているので上からの組織決定を受け入れて(形式的な党首選挙はあるが)党幹部が決まるという面が否定できないです。そうすると新しい人に仕事を教えるよりはどうしても同じ人に党幹部を長くやってもらおうという話にはなります。

 逆に自民党や立憲民主党(旧民主党系)など大企業や労働組合の固定票もあるが、政策の幅が広く共産主義や仏教や社会民主主義など目指すべき主義主張があまりない党では頻繁に党首(自民党では総裁で立憲民主党では代表)の交替が起こります。それはまさに政策の幅が広いのでその時々の方針がブレるからそれに合った人が選出されるからでは。つまり日本共産党委員長の長期在任は必然的では(それが良いか悪いかは一応別問題)。

 志位和夫氏の委員長在任が長かった批判の点は選挙に勝っていない、でしょうが必ずしもそうとは言えないです。2010年代にも衆参選挙で躍進した時もあります。また4年に一回の統一地方選挙でも全国的に躍進した時はあります(昨年の統一地方選はそうではなかったが)。ここでも他の党は誕生しては消えで比較対象の例があまりないです(公明党も国政選挙や統一地方選挙で躍進や現状維持の時もある)。党員の高齢化や機関紙しんぶん赤旗の部数減もそうです。毎日毎週機関紙を一般向けに発行している政党は日本共産党ぐらいです。比較対象が乏しいです(公明新聞はあるが実質的に創価学会員向けであると思われる)。

 よって日本共産党の派閥・分派を作らない「民主集中制」での委員長長期在任や選挙で勝てないことへの批判もその前提条件を欠いているのでは。では日本共産党が定期的に委員長交替で国政選挙に勝利やしんぶん赤旗の部数増になるのかというと微妙では。少なくとも約30年前の「政治改革」で衆院選に小選挙区制が導入されて日本共産党は不利になっています(参院選でも昔から1人区が多く同様の傾向がある。統一地方選挙でも1、2人区は多い)。本当に日本共産党の様々な問題が「民主集中制」での委員長長期在任によるのか検証が必要ではないでしょうか(以前からの国民の政治への無関心や政治腐敗での幻滅も大きな問題である)。他にないのかあえて申し上げます。

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 ではまた。