本日のしんぶん赤旗のいくつかの記事題名です。
「ガザ停戦直ちに 緊急行動で訴え 東京・新宿 高校生・学生が声 イスラエル大使館前 イスラエル軍学校爆撃 ガザ最大病院『絶望的』状況 ＷＨＯ」
「日曜版特報 自民５派閥を任意聴取 東京地検、告発状受け パー券４０００万円不記載の疑い」
「🎞️映画 スペース カウボーイ」
「『パレスチナ解放を』『ジェノサイドやめろ』 即時停戦要求 欧州・中東 『米は資金提供やめよ』米加州の州都 人質解放求め家族らが行進 エルサレムに到着」
「市民と共同で反戦活動 イスラエル共産党 青年や女性らと」
「坂本ＧＰ５勝目 ファイナルへ フィギュアフィンランド大会 ジャンプ苦しみ納得できず」
「大阪ガス３度目Ⅴ 社会人野球」
「トヨタが初優勝 ソフトボール女子」
「宝塚調査側に関連企業役員 遺族代理人『説明が必要』」
「定期リポート ウクライナ侵略 難民の現場歩く ルポライター丸山美和さん 窓ガラスのない冬を迎える」
「宇宙船、分離後信号が途絶える 米スペースＸ」
「『大麻グミ』被害相次ぐ 違法成分に似せた化合物配合」
「米首都に沖縄の舞 参加者に郷土料理も」
◎再び亡くなった創価学会の池田大作名誉会長のことですが、今に至るまで厳しい批判があったのは事実でそれは初期の強引な会員勧誘の「折伏」で機関紙「聖教新聞」での脱会・敵対した人への誹謗中傷のような記事の根源が池田氏の性格にもあったとされたからでしょう。まあ実際には池田氏は日本共産党の宮本顕治元議長やソビエト連邦のゴルバチョフ大統領やアメリカのキッシンジャー元国務長官と対談したり、べらんめえ口調だったので幅の広い人物だっただろうですが。
この問題は前にも書きましたが池田氏も巨大宗教団体の信者支えられてインナーサークル内での高評価のみでインナーサークル外では高評価に繋がらなかったことがあります。これは他の新宗教の教祖・代表もそうで一般市民から見ればなぜその教祖・代表は熱狂的な支持を得ているのか理解できないのは、それはまさに巨大組織に支えられたインナーサークル内の評価だけだからです。新宗教側も一般市民に支持を得ようとしないのはそれはやはり信者ではない一般市民の支持を得ても活動には参加しないお布施はしない機関紙も購読しないよって教団の組織維持と財政に寄与・貢献しないからです。まあ大企業のようですが。
池田氏は「言論出版妨害事件」で創価学会を支持基盤とする公明党とは距離を置きましたが、それでも公明党への影響力はあったのでしかし政治、特に公党に直接影響を及ぼす人物が選挙の洗礼を受けないのは一般的には良くないです（例えば最近の橋下徹弁護士もそうである）。世間は池田氏が「政教分離」の問題もあって国会議員になるのはタブーにしてしまっていましたが、これで返って池田氏への世論のチェックが働かないパラドックスが生じたことになります（池田氏が選挙に出馬すれば創価学会票のみならず無党派層などの支持も得なければならず、前記のようなインナーサークル内での評価だけでは当選は難しい）。
これは実は日本共産党の志位委員長もそういう傾向で志位氏も最初の選挙は衆院選での最後の中選挙区制で自分の名前を書いてもらわねばならずしかも定数５で危うかったのですが最下位当選で、ところがその後はご承知のように小選挙区制と比例代表制になって志位氏はずっと比例区（南関東ブロック）で出馬して連続当選し続けています。しかしいつも比例１位なのでまず当選確実です。よって志位氏も日本共産党の組織票のインナーサークル内での評価に支えられているとも言えます（もっとも日本共産党は常に１割前後の支持率はあるので、無党派層からの支持も多いが）。
志位氏もそういう厚い支持層に支えられてあまりポピュリズムに陥らず、最近のイスラエルとハマスの戦闘でもガザ地区を無慈悲に攻撃のイスラエルを厳しく批判でアメリカ大使館の書記官にも停戦を要請して日本の政治家の中では至極真っ当なことを言っているように見えます。
よって池田氏も志位氏も周囲の状況は似ているのですが（前記のようにそういう状況がいけないとまでは言えない）ご承知のように創価学会も日本共産党も会員・党員の高齢化とそれへの新規獲得の減少で、そこのインナーサークル内での評価のみの人物（あるいはインナーサークル内で育てられ世に出て来る人物）はもう出て来ないのかも。他の新宗教もそういう傾向があります。
池田氏の死はそういう宗教団体や政党の人材育成のあり方が問われている転換点を示したのでは。これが大企業なら社長などは外部の評価でもある経営上での失敗でその地位に留まるのは難しいのと事情を異にしています。
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ではまた。