カウントダウンといえば、どんなシーンを思い浮かべるか。
ハラハラドキドキ、カウントし終えた先に楽しい出来事が待っている。
私はそんなイメージ。

たとえば、H2Aロケット発射の瞬間。
新年を迎える直前、大晦日23時59分。
この2点を死守すれば優勝が決まる、
バスケディフェンス側のベンチ。

……。
だから、私は信じられない。
某トップブロガーの所業が。

カウントダウンの先に待っているのは、難病の我が子の薄毛の写真。
ご丁寧に順を追って脱毛していくさまを何枚も。
その都度カウントダウンして、我が子に二度と消えないデジタルタトゥーを刻み込んでいく。

それは、カウントダウンするほどに待ち遠しく、楽しいことなの?

控えめに言って鬼。母親の面した鬼。

誰かの役に立てればと殊勝なことを言ってはいるが、所詮奇抜なことして注目を浴びたい自身の虚栄心がそうさせているだけ。

そもそも地肌が見えるほどに脱毛した頭部とムーンフェイスを晒した先に、どんな有益情報があるのよ。
誰かの役に立ちたい?
未来ある我が子の病歴晒してまで、情報提供の使命に燃える必要はないし、本当に知りたいと思う情報は皆無。

安易に子供を晒さずとも、いくらでも伝える術はある。
ライター名乗るなら文章で勝負すればいい。

大体、誰かって誰。
役に立つべきは、目の前にいる子供たちだろ!


私も怒ってるよ。
許せないと思ってるよ。

思うのは感想だよね。
発言する権利もある。
おかしいことはおかしいと言い続ける自由を行使しているだけ。

一人一人の声は小さくても、いつか子供の救いになる道に繋がるのだと思いたい。