August,2019

子供たちが通っていた小学校では、高学年の社会科見学の行き先がロッテ浦和工場だった。
長男が持ち帰ってきたチョコ菓子を見た次男はたいそう羨ましがり、それならば、と個人での工場見学予約を試みた。
今はWeb予約に変わっているようだが、当時は電話で申し込みをし、その後届く受付ハガキを持参することで参加できる形であった。

すでに来訪したことのある長男は不参加でよいとのことで、彼が塾の夏期講習に行く日に合わせて申込み、友人親子と共に参加した。

ロッテ浦和工場では、ガーナミルク、パイの実、トッポ、コアラのマーチといったチョコレート菓子を製造しているらしい。
雪見だいふくやクーリッシュなどのアイスクリームの製造も担っているようだが、我々が見学したときはチョコレート工場のみの見学だったと記憶している。

チョコレートについてスクリーン上での講義を終えると、苦いチョコと甘いチョコの食べ比べ。
子供たちも興味津々で試していたが、やはり甘いほうがいいことは表情が物語っていた。
コアラのマーチとガーナミルクの試食もあり、お友達はラッキーコアラと説明されたばかりの盲腸コアラが試食カップに入っており喜んでいた。


余談だが、かつてまゆげコアラがレアキャラとしてもてはやされていた時代があった。
なかなか引き当てられないため、毎日のように学校帰りに駅近くの個人商店でコアラのマーチを買う高校生の私。
あまりの頻度の高さにお店のおじさんがサービスしてくれたことも。地元に根づいた商店はやることが粋だわ。
食べ続けて幾日か経ったある日、幸せのまゆげコアラに遭遇したときには、歓喜のあまり友達にふれて回った。

話を工場見学に戻す。
当時の話にはなってしまうが、会場には展示物や撮影スポットが多く、トッポとコアラのマーチのおみやげまでいただけて、子連れで楽しむのにもってこいだと思う。


写真を見返すと、何かのかぶり物をしガーナのフレームを手に笑う次男。
あれ、たけのこの里を模しているのかと思ったがメーカー違うし、カカオの実をイメージしたものだろうか。不思議なかぶり物だ。

ちなみに。
コアラのマーチは今年発売40周年を迎えたらしい。その記念と感謝の気持ちを込めて、六角柱の箱に入っているコアラのマーチは、500種類の名前入りビスケットに切り替わっているとのこと。
3月から一定期間と公表されていたが、まだ発売されているのだろうか。

家族の名前入りコアラが出てきたら、何かちょっとハッピーな気分になれそうだ。