子供に学習机を用意したのは、

長男の就学前、次男がまだ1歳のときのこと。
それまでは小さな折りたたみテーブルで、

お絵描きをしたり、ひらがなを練習したり、

迷路やパズルをしたりしていたのだが、

つかまり立ちをするようになった次男が場を荒らすので、それぞれの精神安定のためにも購入することにした。

ホームセンターの島忠へ出向き、まったく同じ型の机を2台。

コイズミの組み替えデスクで、机上に教科書類が立てられる棚とライトが備えられ、引き出しが3ヵ所、袖机と足元奥に配置できる本棚も付き、省スペースで機能的なつくりだ。
カリモクのような高級感はないが、使い勝手よくザ・学習机といった趣で、初めての自分だけのスペースに長男が喜び、引き出しにいろいろしまいこんでいたことを思い出す。

狭い部屋でも並べやすい横100センチで、次男用にと用意したデスクは、私が時折パソコン作業時などに使用した。

いずれは買うものなのだからさっさと揃えてしまったほうが長く使えるし、小さいうちは兄弟机を並べて学習してくれればサポートしやすいため、同じ型なのは都合がよかった。

約10年使い、いよいよ容量面、機能面で年齢と合わなくなり、

昨春、長男たっての希望で横150センチの長机を購入した。

パソコンとテキスト類を同時に出しておいてもなお、余裕をもってノートを広げられるので快適に過ごしているようだ。

近々同じものを次男にも買う予定である。

古い机を捨てたとき、長男と私で粗大ごみ置き場まで運んだのだが、長男は感慨深げに屋外に置かれた机を眺めやり、最後に椅子に腰掛け笑みを浮かべた。
青空教室だね、と言った私も何だか胸に来るものがあり、今までありがとう~と言ってその場を去った。

最後に注意喚起。
至極当然の話なのだが、引き出しの鍵はかけると開かなくなる。
同じ型の机だから鍵は2つあったのだが、

何を思ったか幼い頃の次男が、自分の鍵を引き出しに入れたまま、なぜか兄の鍵で施錠し、さらにその引き出しの隙間から鍵を中にねじ込んでしまったことがあった。

この子アホなんかな…、と脱力し、

「鍵、中に入れたら開けられないよね」と一通り注意したら笑えてきて、

とりあえずみんなでクリップやら何やら、代わりに解錠できそうなもので試してみた。

そのうちしばらくするとみな飽きてきて、こんなコソドロみたいなことするために生きてるわけじゃない!と、型番から製造元を調べて連絡し、鍵を注文するに至った。

⚠️注意⚠️
施錠後、引き出しに鍵をねじ入れると開けられなくなります
皆様もご注意ください