6年前に購入した5合炊き。
内釜のコーティングがところどころ剥がれてきており、そろそろ買い替えを意識している。
春から2人分のお弁当も必要になることだし、いっそ1升炊きにしようかと迷うが、さすがに大きすぎるだろうか。

それにしても、炊飯器の価格帯の広さに驚く。
1万以下で買えるものあれば、
10万超えの高級品も。
現存の炊飯器でも十分おいしく炊き上げてくれているが、圧力IH方式とやらはさらにおいしさもパワーアップしそうだ。
どれにするか、もう少し悩むとしよう。

お米と水を入れてスイッチを押すだけで、
おいしいご飯ができる時代。
なんとありがたいことか。
この簡便さを取り入れない家庭が令和の世にも存在するとは、俄に信じがたい。
かのご家庭は今朝もパックご飯か。
はたまた「段ボールパン」なのか。

捨てる育児などと標榜しておられるが、
まず捨てるべきは「料理は最後の砦」という謎のプライドではなかろうか。
適性のないことにこだわるのは自分も周りも不幸なだけだ。
それでも己のプライドを守りたいならば、
世間一般に語られるレベルの料理を子供たちに提供してあげてほしい。
せめて炊飯器を購入し、
米を炊く自由を与えてあげてほしい。

いや、私も人のことは言えまい。
炊飯器買い替え以前に、
自分が供する食が、
子供たちの血肉となること、
健康の礎となること、
今一度心に留めておかねば、と
襟を正される思いである。