「中学受験は親が9割」
我が子を受験させようと思うご家庭なら、
一度は目にしたフレーズではなかろうか。
西村則康氏の著書名でもあり、
中学受験をするにあたって親の覚悟がどれほど必要かという話題の際に語られる定番の文言でもある。
知らないのであれば、
受験生の親として恥じたほうがいい。

学区の公立中学という受け皿がある中学受験では、志望校に合格しなければ中学浪人になるわけではない。
私立ガチ勢は別として、
国公立中高一貫校をお試しでという
「ゆる受験(受検)」層は毎年一定数おり、
本命一校のみ、落ちたら地元中学に、
という考え方ならば、行き先はある。
子供本人が納得しているならそれでもいい。

しかしながら、ここが中学受験の沼であって、最初は「高倍率だしダメでもともと」と乗せられて始めた受験勉強でも、
そのうちこれだけやったんだから絶対受かりたいと思うようになる。
むしろそれは当然の感情だ。
だからこそ、仮に通わないにしても私立の適性型入試などを受け、たとえば首都圏であれば、2月3日の本番を迎える前に丸をもらっておくことが重要なのだ。
もちろん、そう仕向け、準備するのも親の役目であることを忘れてはならない。

私立受験にしても、偏差値にとらわれて全落ちするような併願しか組まなかったのであれば、それは親の失敗でしかない。
そう、間違っても子供の失敗ではないのだ。

そういえば、西のほうにいたね。
我が子の中学入試不合格体験を、
ことあるごとに失敗失敗と騒ぎ立てる輩が。

大事なことなのでもう一度言う。
「中学受験は親が9割」