今日も朝から、薄曇りの空が広がっている。

白でも黒でもない、はっきりしない色。


街はもう動き出しているのに、私のココロだけが、まだ家の中に巣ごもりしている。


置いていかれた、というより、自分で一歩下がっている感覚に近い。


ハァ〜と、深くため息をつく。すると肺の奥に、真っさらな空気がすっと入り込んできた。


冷たくもなく、温かくもないその空気が、今の私にはちょうどいい。


不安は、消えたわけじゃない。


ただ、ゆっくりと溶けている。角が丸くなって、手のひらに乗せても、痛くない形に変わっていく。


今日は、前に進む日じゃない。静かに立ち止まる勇気を選ぶ日。


“今年の自分”を、まだ描けなくてもいい。輪郭がなくても、色が決まっていなくても、この時間そのものが、もう始まりの一部なのかもしれないから。


新しい年が始まる音がしない日。それでも、確かに、小さな呼吸だけは続いている。