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冬が始まる前に…


近所のコンビニの店頭に、とうとう灯油が並んだ。道内各地もこの秋一番の冷込みだったらしい。

秋だなぁなんて悠長に考えていたら、もう冬の足音か…。名前はロマンチックだが、実はうっとおしい「雪虫」も順調に飛び始めていて、何度も食べてしまった汗

だが、過ぎゆく秋の風物詩に、大きな異変が起きている。

…鮭。

北海道の秋の味覚の代表、鮭が全然獲れない。海と川の水温が高く、鮭が沿岸に近寄らないそうだ。

町並みの木々が赤く色づく今頃の季節、それ以上に北海道の風物詩と言えば、産卵のために川を溯上する鮭の大群。

200万都市札幌を流れる豊平川にも、例年なら産卵期の赤い色で川を上る鮭の群れが見られるが、今年は全く姿を見ない。

川と海を行き交いながら、太古の昔から繰り返されてきた、生命の輪廻すらできないほど、この星の環境は激変してしまったのか?

ボツになったメニューたち⑪

(続き)これなら、特別な食材を用意しなくてもできるし、普通の広東麺と違い、モヤシのシャキシャキ感を生かせる。あんかけ焼きそばの好きな北海道人には、絶対ウケるはずだ。まして季節は冬、アツアツのあんかけだからピッタリ。

いざ始めてみると、案の定大好評!狙いは的中したのだが、2ヶ月後には、さっさとやめてしまった。

なぜか?

出過ぎて、オペレーションが大混乱したからだ。

せっかく野菜ラーメンをやめたのに、サンマーメンが集中してバタバタ!しかも、スープを入れてとろみをつけるから、数が多いと中華鍋がメッチャ重い!

実は、このメニューのおかげで左肘を傷めてしまい、しばらく通院するハメになった。

ただ、メニューからは外したあと、札幌からわざわざ通ってくる母子連れからリクエストがあり、ないと言うとすごく残念がられた。

これは限定メニューの欠点。本来、メニューというのは、いつでも提供するのが基本で、期間限定というのは完全に店側の都合。

この時は、おバカ高校生にモヤシと片栗粉を買いに行かせ、痛む肘をかばいながら「サンマーメン」を作った。

この母子連れ、その後しばらく「サンマーメン」を食べに来ていた。ありがたし…。

ボツになったメニューたち⑩

このシリーズも第10弾!いかにボツメニューが多いか…と言うより、いかにダメな作り手だったか痛感ダウン

「サンマーメン」

メニューの整理、基本のラーメンの味のグレードアップに着手したが、すぐに結果は出ない。そこで、平行して始めたのが、期間限定メニューの導入。

でも、この頃の僕には、創作ラーメンなど作るだけの技量はなかった。

そこで考えたのが、地方のラーメンのパクリ(笑)。今の札幌でも、道外のラーメンと言えば、博多ラーメンくらいしか食べられない。まして、この頃の小樽だ。

まずは長崎(風)ちゃんぽんを販売、第2弾は喜多方ラーメンをやろうと思ったが麺が手に入らず断念、かわりに始めたのが「サンマーメン」。

これ、神奈川県人以外はわからない人も多いと思う。神奈川の横浜近辺ではごく普通のメニューで、わかりやすく言えば「あんかけモヤシラーメン」。

東京あたりでは、普通に「モヤシソバ」と表記することも多いが、神奈川では炒めたモヤシをのせると「モヤシソバ」、とろみをつけると「サンマーメン」と、厳然と区別する。

僕は、醤油ラーメンにモヤシは大キライだが、とろみをつければ別。大スキなラーメンだ!(続く)