クルマ要りますか?② | Little Friends

クルマ要りますか?②

(続き)都市部での車離れは当然の帰結としても、同じ東京でも市部では状況が一変する。僕のいた多摩でも、車がないと銀行にも行けない。まして、日本の多くの地方では車は必需品だ。


だが、少子高齢化と人口減少が進み、やはり地方でも車は売れなくなっている。まして、賃金格差の拡大で車が必要なのに買えない人も増えている。


警察サイドも、高齢者の車の運転は望ましくないと考えているようで、確かに運転能力の低下や認知症の問題もあるから理解はできるけど、鉄道やバスのような交通機関は、本来大量輸送向きで、地方の高齢者をカバーできるものではない。


さらに、地方自治体も財政難に苦しんでおり、札幌なども市営バスの運行から撤退してしまった。地方での公共交通機関の維持は、地方に押しつけるのではなく、国の総合交通政策の一環として行うべきだ。


車が豊かさの象徴だったのは過去の話、今では環境問題、地球温暖化、悲惨な交通事故などマイナス面も多い。国内の車離れのため、自動車産業は極端な輸出依存になってしまい、その結果が今の不況だ。


車のあり方も含めた、国家としての将来的なバランスのよい総合交通体系を、本気で考える時期に来ていると思う。