トヨタショックに思う① | Little Friends

トヨタショックに思う①

そもそも今の不況は、アメリカ発の金融不安が世界中に波及したもの。でも、ニュースで取り上げられるのは、自動車会社の派遣切りの問題ばかり。

中でも、半年前は過去最高益とか、販売台数世界一などと豪語していたトヨタの落込みは見事で、一気に初の赤字に転落だとか。よくもここまで落ちるものだと感心する。

でも、トヨタの販売台数を見ると、特にこの10年くらいは年々右肩上がりで台数を伸ばしているけど、国内販売台数に関しては、逆に右肩下がりに減り続けていて極端な輸出依存になっている。

明治以来、確かに日本は輸出で経済を支えてきた。でも、それができたのは国そのものが貧しく、人件費も安かったからだ。高度成長期以後、国民の生活レベルが向上し、内需も伸びたぶん、人件費やコストも高くなって輸出競争力は低下、ただ大量に物を作って輸出するのではなく、家電のように高い技術力で国を支えてきた。

ところが、この10年くらいは昔のように数で勝負に逆戻りしてしまった。でも、人口が減少に転じて国内市場が頭打ちになると、海外に活路を求めるしかなくなる。家電のように、海外で生産するならともかく、自動車に関しては国内での生産が主力だった。(続く)