そして寝台特急「はやぶさ」 西鹿児島→東京のA個室寝台特急券①

これもだいぶ色あせているが、寝台特急「はやぶさ」は東京から熊本まで行く列車でしょ?と思った人もいるはず。
そうですよ。でも、昭和61年10月31日までは、東京から西鹿児島(今の鹿児島中央)まで走っていた。所要時間は約22時間、今の「トワイライトエクスプレス」よりも長い、日本最長距離を走る列車だった。
偶然だが、西鹿児島から出る最後の「はやぶさ」に乗った。
西鹿児島を発車したのは、なんと昼の12時すぎ!途中の熊本までは7両編成で、当時でも鹿児島から東京まで22時間もかけて行く酔狂な客は少なく、車内はガラガラだった。
僕が乗ったのは、今も「はやぶさ」に連結されている1人用A個室「シングルDX」。共用シャワーもないし、後の下関「あさかぜ」よりも狭く、まるで独房のよう。でも、生まれて初めて乗った個室寝台。
…うれしかった。(続く)