ボツになったメニューたち⑧ | Little Friends

ボツになったメニューたち⑧

(続き)東京にいた数年前、とにかく冷し中華を出す店が激減したのに驚いたものだが、最近は札幌も冷しを出す店が減っている。

これは、僕が冷し中華を断念したのと同じ理由だ。

具材が多いから材料切りが大変だし、暑い時期だから管理も気を使う。ロスも多いし、原価率も悪い。

麺の茹で時間が長いからガス代もかかるし、麺を冷すから水道代もかかる。

つけめんと違って盛付けに時間がかかるから、提供時間も長くなる。

上記のような理由から、タレは既製品、具材はチープなキュウリやプレスハム、麺も水洗いだけでぬるいままが当たり前。ヒドい店になると、麺を茹でおきしたりする。

商品のクォリティを自ら下げておいて、「冷しが出なくなったからやめよう」という勝手な店が多い。

ゴマダレ冷しだの、ピリ辛冷しにしても、タレの種類を変えて目先を変えているだけで、クォリティが低ければ売れないのは同じ。

そこで目をつけたのが、つけめん。

本来、つけめんと冷し中華は全く別物なのだが、麺を冷すのだから同じと考えて、安易につけめんを冷しの代用にしているのだ。

でも、そういう店がつけめんをやっても、たかが知れているのは言うまでもない。(続く)