「北海道フリーパス」の旅~最終日Vol.37
(続き)怪訝そうな顔でデッキに向かう添乗員を、僕はずっとにらみつけていた。怒鳴られた方も気分は悪いだろうが、こっちはもっと気分が悪い。
僕は、いつも見ず知らずの他人を怒鳴るワケではないし、今の御時世、そんなことをしたら、いつ刺されるかわからない。
だが、この添乗員の場合、いいトシこいて、しかも胸には社員証。名前を出せば、誰でも知っている大手の旅行会社だ。そんな会社の社員が、そこらのバカヤンキーと変わらない非常識ぶりだから頭にきたのだ。
添乗員は、ツアー客の行動をたしなめる必要もあるし、安全を守る義務もあるはずだ。その添乗員がこのザマでは、会社のレベルも知れたものだ。
帰ったら、この添乗員の会社に抗議の電話をしてやろうと思ったがやめた。僕がこの会社を使わなければすむだけの話だ。
さっきまでと一転して、団体客は声をひそめて話している。
僕は荷物を持って席を立った。車掌を煩わすのも面倒だし、黙って自由席に移った。結局、往復ともバカな観光客がらみで引越すハメになった。
旅先で楽しいのはわかるが、その土地で暮らす人間もいるし、観光客だから迷惑をかけていいわけではない。だから、海外でも嫌われるのだ。(続く)
僕は、いつも見ず知らずの他人を怒鳴るワケではないし、今の御時世、そんなことをしたら、いつ刺されるかわからない。
だが、この添乗員の場合、いいトシこいて、しかも胸には社員証。名前を出せば、誰でも知っている大手の旅行会社だ。そんな会社の社員が、そこらのバカヤンキーと変わらない非常識ぶりだから頭にきたのだ。
添乗員は、ツアー客の行動をたしなめる必要もあるし、安全を守る義務もあるはずだ。その添乗員がこのザマでは、会社のレベルも知れたものだ。
帰ったら、この添乗員の会社に抗議の電話をしてやろうと思ったがやめた。僕がこの会社を使わなければすむだけの話だ。
さっきまでと一転して、団体客は声をひそめて話している。
僕は荷物を持って席を立った。車掌を煩わすのも面倒だし、黙って自由席に移った。結局、往復ともバカな観光客がらみで引越すハメになった。
旅先で楽しいのはわかるが、その土地で暮らす人間もいるし、観光客だから迷惑をかけていいわけではない。だから、海外でも嫌われるのだ。(続く)