都市型河川の恐怖 | Little Friends

都市型河川の恐怖

金沢や神戸の河川氾濫や鉄砲水は、川の流域の都市化が招いた結果だという。しかも、都市型河川の場合、もうひとつ原因がある。

僕が生まれ育った東京、歌でも有名な神田川が近くを流れていたが、僕が成人した頃から、台風のたびに氾濫するようになった。

自然の川肌をコンクリートで固めた結果、川底が上がり、少しの増水に耐えられなくなったのだ。

川の近くに祖母の家があり、増水するたびに救出に向かうのが常になった。

バハァは流されてもいいんだけど、家の方が大変。浸水に備えて、畳や家電製品を全部二階に運ぶ。そうしないと、水が引いた後、生活できなくなる。気休めだが、入口には土のう。台風のたびだから、慣れたものだ。

いったん川があふれると、一気に増水して床上浸水。泥水と汚水だから後片づけが大変だ。

腰まで水につかりながら、ここは本当に東京かとあきれる思いだった。

被害はそれだけではない。地下鉄の駅に病院の地下まで浸水するから、地下鉄は不通、病院は非常用発電機も水没して全館停電。手術中で大騒ぎになったこともある。

笛吹川の治水工事で氾濫を食い止めた武田信玄が、今の世のバカバカしい河川氾濫を見たら、何と言うだろう?