魅惑のパブタイム⑥~「トワイライトエクスプレス」北帰行 | Little Friends

魅惑のパブタイム⑥~「トワイライトエクスプレス」北帰行

(続き)とは言え、1人で飲みに行くのも物憂い。常連ばかりの店に1人で入ってしまった時など、大変居心地が悪いし、店の人が気を使って話しかけてくれるのも、かえってこちらが気を使う。

だいたい、ラーメン屋は長時間労働だから、飲みに行く時間もない。

昔は、旅先で1人居酒屋に入るのが好きだったが、今はそれもなくなった。

最近は、もっぱら「宅飲み」ばかり。それも、睡眠薬がわりの味気ない寝酒だ。

食堂車のパブタイムは、いくらでも時間があるし、1人でも変な顔もされない。適度に値段も高いから、飲み過ぎる心配もない(笑)。

水割りをおかわり、料理も追加した。

今度は、スペアリブの黒胡椒風味。またも肉ドキドキ(笑)。メタボパワー全開だ。

と、隣のテーブルの鉄道マニアが、素頓狂な声で食堂車のスタッフに話しかける。

「これ、イモ多いっすね~!」

…お前、バカじゃないのか!?

味や見た目じゃなく、付け合わせのポテトの量を誉めてどうする!!しかもコイツ、何も飲まずに料理だけ食べているしむかっ

それに、食堂車に時刻表持って来るな!!スタッフも完全に引いてるぞ!!

少しは空気読めむかっ

早く帰れと念じながら、真暗な外を見る。(続く)