チュン太へ…①
チュン太が死んだ。
はっきり確認できないが、状況から考えてそう判断せざるを得ない。
アイツを死なせたのは僕だ。
あの日曜日、さんざん迷ったあげく、チュン太にたらふくパンを食べさせてから、リュックに入れてマックスバリュに向かった。
もし親がいれば、風が強くなければ、親のもとに帰そうと思った。
チュン太を見つけた場所に行くと、親らしきスズメがいる。リュックからチュン太を出すと、すぐに気づき、僕を威嚇しながら近くに寄ってきた。チュン太も、親を呼んでいる。
チュン太を指に乗せると、すぐに羽ばたいて、親が両側から寄り添うように屋根に飛んでいった。昨日とは違って、ち ゃんと飛べた。
よかったなぁと屋根を見上げた瞬間、「ギャー」という声。屋根から転げ落ちるように飛び出したスズメが二羽、そして同時に横切った黒くて大きな影。
カラス!
カラスの姿は一瞬で見えなくなったから、何が起きたのがわからない。でも、あの悲鳴はチュン太を捕まえた時にも聞いた。
まさか…。
親が僕を見つけ、威嚇する。でも、僕のもとにはもうチュン太はいない。
親もそれに気づいたらしく、短く何度も鳴き始めた。ヒナを呼ぶ声だ。(続く)
はっきり確認できないが、状況から考えてそう判断せざるを得ない。
アイツを死なせたのは僕だ。
あの日曜日、さんざん迷ったあげく、チュン太にたらふくパンを食べさせてから、リュックに入れてマックスバリュに向かった。
もし親がいれば、風が強くなければ、親のもとに帰そうと思った。
チュン太を見つけた場所に行くと、親らしきスズメがいる。リュックからチュン太を出すと、すぐに気づき、僕を威嚇しながら近くに寄ってきた。チュン太も、親を呼んでいる。
チュン太を指に乗せると、すぐに羽ばたいて、親が両側から寄り添うように屋根に飛んでいった。昨日とは違って、ち ゃんと飛べた。
よかったなぁと屋根を見上げた瞬間、「ギャー」という声。屋根から転げ落ちるように飛び出したスズメが二羽、そして同時に横切った黒くて大きな影。
カラス!
カラスの姿は一瞬で見えなくなったから、何が起きたのがわからない。でも、あの悲鳴はチュン太を捕まえた時にも聞いた。
まさか…。
親が僕を見つけ、威嚇する。でも、僕のもとにはもうチュン太はいない。
親もそれに気づいたらしく、短く何度も鳴き始めた。ヒナを呼ぶ声だ。(続く)