新々・わが家の扶養家族~チュン太④ | Little Friends

新々・わが家の扶養家族~チュン太④

(続き)子スズメに近寄ると、今度は身動きもせず、じっとしている。力尽きたのだろう。

子スズメを手に乗せ、親スズメを探す。声はするが、姿は見えない。薄暗くなってきて、子スズメを見失っているようだ。

もう一度屋根に登ろうか迷う。

親スズメの声が聞こえなくなった。あきらめたらしい。

僕の手には、子スズメ。

もう他に選択肢はない。自転車に乗り、片手運転で子スズメを手に寮に向かった。

寮で動物を飼うことは禁止されているが、これは緊急保護だ。

あのまま放置しても、衰弱死するか、カラスの犠牲になるだけだ。

とりあえず、今日と明日保護して、エサを与えて体力をつけさせないとならない。

そのうえで、親に返せるなら返す、ダメならウチのバカスズメ軍団に仲間入りさせよう。

部屋に帰り、あらためて子スズメを見る。

…ちっこいこと!(続く)