夜汽車の明日は…「北斗星」の旅路・後記③ | Little Friends

夜汽車の明日は…「北斗星」の旅路・後記③

(続き)また長くなるが…(笑)。

道内夜行が「はまなす」のようなサービスをしたとしても、それだけでは生き残ることは困難だったと思う。

「はまなす」と同じ区間には、寝台特急「北斗星」「カシオペア」も走るし、夜間多くの貨物列車も走っている。

貨物列車の収入は列車を運行するJR貨物のものだが、線路を貸しているJR旅客会社にも線路使用料が入る。

だが、道内夜行の走っていた区間には貨物は走らない。釧路方面には走っているが、本数は少ない。

そういう路線に夜行を走らせるには、ある程度の利用客がないと「原価割れ」してしまう。

夜行列車は「コスト」がかかるのだ。

乗務員も深夜勤務になるし、たった1本の列車のために、駅員や列車指令も起きていなければならない。

車両も、昼間の特急なら1両に60人乗れるが、カーテン1枚だけのB寝台車は30人程度、個室寝台車は20人程度だ。あの割高な寝台料金でも割が合わない。

JR発足当初は、夜行バスに対抗するために、あるいは「北斗星」の成功を受けて夜行列車の改善に力を入れていたが、最近のJRが夜行列車をいっさい改善せず、ただやみくもに廃止し続けているのは、儲らないからだ。(続く)