「北斗星」の旅路~海峡の街へ④ | Little Friends

「北斗星」の旅路~海峡の街へ④

(続き)函館駅のホームは、全て行止まり式で、函館が始発終着でない列車は、必ず列車の向きが変わる。

と言っても、「北斗星」「カシオペア」「はまなす」だけで、それ以外は全て函館が始発終着だ。

「トワイライトエクスプレス」や貨物列車は、ひとつ手前の五稜郭までしか入らない。

函館駅のホームの構造は、青函連絡船があった頃の名残だ。この行止まりの先にも線路が続いていて、連絡船へとつながっていた。

かつて、青函連絡船は北海道への主要交通機関で、函館は海峡の街、北海道の玄関だった。列車も函館を中心にダイヤが組まれ、函館から釧路、網走、稚内への長距離列車が何本も走っていた。

北海道の玄関が千歳空港に変わり、北洋漁業や造船といった主要産業の衰退によって函館の地位は低下し、市町村合併で市域も人口も増えているが、旧函館市で見れば、観光だけでは街の経済を支えきれず、地盤沈下が進んでいるのが現状だ。

新幹線の函館開業で、函館がどこまで活性化できるかだが、いくら新幹線が走っても、地元にきちんとした経済的な基盤がなければ、函館の再生は難しいと思う。

これは、札幌への一極集中が続く、北海道全体に言えることではあるが…。(続く)