「北斗星」の旅路~海底特急②
(続き)今後、新幹線が開業する予定なのは、九州新幹線の博多―新八代、東北・北海道新幹線の八戸―新函館、それに長野以北の北陸新幹線も工事中だ。
これらの新幹線が開業すると、平行在来線はJRから切り離されてしまう。
もちろん、JRは国鉄と違って民間企業だから、赤字を垂れ流すわけにはいかない。JR東日本が夜行列車を目の敵にするのも、コストがかかるからだ。
だが、民間企業が公共交通を担う限界が、こうした点に如実に現れていると思う。
華やかな新幹線開業と同時に、沿線の人たちは大きな犠牲を強いられる。それを一番理解していないのが、大都市に住む新幹線 の乗客なのだ。
「北斗星」は、早朝4時過ぎに青森信号場に到着。
上野から、長駆「北斗星」を牽引してきたEF81形機関車が切り離され、青函トンネル専用のED79形機関車が先頭に立つ。
機関車特有の「ピィー」という、鋭い警笛が闇を切り裂き、「北斗星」は海峡への長いトンネルへと走り出す。
単線の津軽線に足を踏み入れ、駅を通過するたびに車体を軋ませてポイントを渡る。
行き違い可能な駅では、貨物列車が待っている。深夜早朝は、貨物列車のゴールデンタイムなのだ。(続く)
これらの新幹線が開業すると、平行在来線はJRから切り離されてしまう。
もちろん、JRは国鉄と違って民間企業だから、赤字を垂れ流すわけにはいかない。JR東日本が夜行列車を目の敵にするのも、コストがかかるからだ。
だが、民間企業が公共交通を担う限界が、こうした点に如実に現れていると思う。
華やかな新幹線開業と同時に、沿線の人たちは大きな犠牲を強いられる。それを一番理解していないのが、大都市に住む新幹線 の乗客なのだ。
「北斗星」は、早朝4時過ぎに青森信号場に到着。
上野から、長駆「北斗星」を牽引してきたEF81形機関車が切り離され、青函トンネル専用のED79形機関車が先頭に立つ。
機関車特有の「ピィー」という、鋭い警笛が闇を切り裂き、「北斗星」は海峡への長いトンネルへと走り出す。
単線の津軽線に足を踏み入れ、駅を通過するたびに車体を軋ませてポイントを渡る。
行き違い可能な駅では、貨物列車が待っている。深夜早朝は、貨物列車のゴールデンタイムなのだ。(続く)