過去に蓋をした気持ちと向き合うことの大切さ、
について書きます。
友人から、
「9才の時、何か大きい出来事なかった??
その事が今もストレスとして
心に残ってるよ。」
って言われました。
この方、
色んなことを 感じられちゃうんです!!
すごいですよね。
9才の時。
はるか遠い昔の話。
「なにかあったかなー」。
…、
…、
…、
…、
…、
あった!!
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ほんとに大の仲良しで、
休み時間も 放課後もいつも一緒にいて、
いっつもふたりで大笑いしてた、
本当に気の合うSちゃんという友達がいた。
でも、
彼女は
家族の事情で
遠くに引越していった。
ちゃんとお別れ会もしたけど、
子供だった私は、
彼女がもう隣にいないことが信じられなくて、
受け入れられなくて、
気持ちの整理も上手くできなくて、
でも もう どうすることも出来ないことだけは分かってて、
だから、
毎晩 布団の中で ひとりで泣いていた。
そしたら母からは、
「泣いたってSちゃんは戻ってこないんだから!
めそめそするの、やめなさい」
と怒られた。
だから、
あれ以上 傷付かないように、
まだ心は全然癒えてないけど、
私はその気持ちに ぎゅっと蓋をしたんだ。
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9才だった私の
あの時の あの感情。
ちょっと時間は かかったけど、
ありありと甦ってきました。
その感情に包まれた途端
今の自分が 泣いてました。
自然と
9才の自分に話しかけるように、
「悲しかったよね。
つらかったよね。
よくがんばったね。」
と言っていました。
大人になった自分が
子どもの頃の自分を慰めていました。
不思議な感覚でしたが、
やっと当時の辛い想いが消化できた感があって
心がふわっと らくになりました。
大きなストレスを乗り越えるために
蓋をした気持ち。
なかったことにしただけで、
消えてなくなったわけではない。
心には刻まれている。
その時は蓋をするので精一杯だった自分に、
どうにか堪え忍んだ自分に、
がんばって乗り越えてきた自分に、
やさしく語りかける。
こうすることでやっと心は満たされる。
過去のツラい気持ちを思い出すのは辛いけど、
でも
こうすることで
やっと過去のツラい出来事とさよならできる、
そう感じた体験でした。