読書回です。
「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニカル著
神崎朗子 訳 2015年10月15日第1刷発行
読了しました。
要約しますと、タバコ、過食、アルコール、メールなどの中毒症状で悩んでいる人へ向けて、
どうやってこれらを戦って、生活を改善していくかと言う内容です。
これはとても難しいテーマです。
今回は覚せい剤などの薬物中毒には特に触れる内容ではなかったのですが、
過食にはとても頻繁に触れていました。
過食をやめることがいかに難しいことか、本を出したところでこれは机上の正論であり、
実際は本当に難しい問題ではないでしょうか。
果敢にもそれをテーマに教室を開いた、ケリー・マクゴニガル氏には賞賛が与えられるべきでしょう。
わたしは過食症と戦って31年になります。
この数カ月で酒量と薬の量が増え、また一つ依存先を増やしてしましました。
正直私の意見としては、過食症は過食症のままに生き、
アルコール依存症はアルコール依存症のままに生き、
そして死んでいくのが一番幸せなのではないかと思います。
どうして辞める必要があるのか、どうして戦い改善する必要があるのか、
もはやそちらの方が不思議に思えます。
というのもそれくらい、やめることが困難だからです。
さまざまなトラウマを抱え、様々な苦しみを抱え、それから逃れられるなら、
依存症の一つや二つ、あったっていいじゃないかとわたしは思います。
ただ、本気で向き合いたい人にはぜひとも読むべき本だと思います。
例えば、勉強に身が入らない人。
彼らはちょっとしたノウハウで勉学に取り組むことが出来るようになります。
そうなれば、明るい未来、お金の或る未来が待っています。
ぜひそういう若者に読んで欲しい1冊です。
トラちゃん、是非読んで刺激を受けてください。
あなたの将来の年収がかかっていますよ。
どう働くか、搾取するか搾取されるか、
成城石井の美味しい食べ物が食べられるかどうかがかかっていますよ。
わたしは学歴に苦労した分、トラちゃんにはそんな思いをさせたくないのが正直なところです。
果たしてこの親心は伝わるのでしょうか。