摂食障害回です。

 

過食用の食材を用意してしまいました。

痩せたいから過食しないと言ってみたり、

やっぱり好きなものを自由に食べたいと言ってみたり、

まるで一貫性がありません。

 

偏桃体に振り回されるたびに、

自分は頭が悪いんだ、理性的な人間ではないんだと落ち込みます。

これはわたしの悪い癖なんです。

自分に対する期待や理想が高すぎるんです。

でも現実は、ただの意志薄弱な一人の人間です。

 

「わたしってこんなもんよね」

「わたしごときが大したことができるってこともないわね」

 

心の底からそう思うことができたら、

悟りを開いたって言ってもいいのではないでしょうか。

 

わたしは自分のことをアーナンダとよく言います。

お弟子さんたちの中で一番悟るのが遅かったアーナンダ。

一生懸命ブッダの教えを聞いたアーナンダ。

多聞第一と称されるアーナンダ。

なんか安全第一みたい(笑)。

 

他のお弟子さんたちが悟りを開いていく中で、

アーナンダは何を想ったでしょう。

 

ブッダた亡くなった後で悟りを開いたアーナンダ。

アーナンダが最後は深い深い悟りを開いたのであれば、

その物語はわたしの救いになりますが、現実はどうなんでしょうね…。

 

 

また過食嘔吐を初めてしまったここ数日です。

それまでは非嘔吐過食で何とか頑張っていたのに。

 

過食嘔吐は食費もかかる上に、

だんだんエスカレートしてしまうことが困ったものです。

最初は一日に1回。

それもそんなに胃が伸びないので量も常識的な範囲です。

そのうちに1回が2回になり2回が4回になり、

気が付けば一日中食べては吐いてを繰り返して、

常識を逸脱した量を食べないと全然満足できなくて途方に暮れます。

 

やがては開き直って、

元気よく過食する気概を持って頑張るのですが、

やはり最後は鬱展開です。

時々我に返って、自虐的な気分になります。

 

 

わたしはチューイングと腹筋吐き以外は全部やりました。

チューイングは性に合わずできませんでした。

食べ物が喉を通ってお腹が膨れないとどうしても満足できませんでした。

腹筋吐きは体質的にどう頑張っても出来ませんでした。

 

 

下剤は1回2錠で、二日から三日置きに飲む時期と、

毎日飲む時期があります。

救いなのは何十年も2錠で効き続けていることです。

下剤を飲んでもお通じが来ない時もあります。

そういう時はいちぢく浣腸をしてお通じを誘発すると効果があるので、

焦って下剤の量を増やしたりしないで済んでいます。

 

一日に何10錠も服用するようになると、

気分的にも落ち込むでしょうし、

費用もとてもかかるので、

そういう場合は精神的にとてもつらいだろうなと思います。

 

もしそういう状況に陥ってしまった方がいても、

どうか自分をせめないで欲しいと切に願います。

あなたが悪いんじゃない。

たまたまそういうことに当たってしまっただけです。

 

摂食障害だって同じです。

食べても食べても太らなくて、

自由に好きなものを好きな時間に食べて、

抜群のスタイルを維持できる人もいます。

これは生まれつきです。

 

だから自分を責めないであげたいです。

いつも自分を責めがちですが、

自分を他人だと思うと優しくなれますね。