本日は3R。

1Rの日と比較すると、やはり調子が悪い日なんだと実感できます。

頭痛が3日目を超え、一日中横になっていました。

温感のある、光がピヨピヨチカチカするタイプの頭痛は、

一度発症すると1週間くらいは続きます。

時々は、頭痛薬を飲むタイミングが遅くなると、それは失敗で、

そうなると痛すぎてゲロがでます。

 

今回は大丈夫でした。

 

 

 

車輪の下を読み終え、続いて

ホンマでっかTVでおなじみの門倉貴史の著書「セックス格差社会」

読み終わりました。

地下経済の権威でしたね。

 

車輪の下は古典文学で、門倉先生の著書は学術書ですので、

随分違うジャンルです。

こういう緩急ある読書傾向がわたくしにはあります。

楽しいんですよね。

違いの差が大きい方が。

 

この本の第1刷が2009年ですので、およそ15年前の本です。

この人は学者さんですので、データと事実が淡々と語られていて、いいですね。

随筆だったら言ってはいけないようなことと言いますか、

これをいったら身も蓋もないような残酷な現実を、

データだから言っていいというスタンスが小気味よくせいせいします。

 

格差社会。

 

何も持ちえなかった恵まれない女性だったから、

わたくしは世間が欲しがるものをひとしきり手にすることができたのです。

まったく皮肉なものであります。

 

それは社会や家族というコミュニティとしては幸福なことであります。

ただわたくし個人はメランコリックな性格に生まれ、

体力に恵まれず、

30年以上の抑うつ状態と摂食障害がつづく人間です。

これが幸福なら何が一体不幸だというのでしょうか。

不幸自慢なんかしたって、上には上がいますし、しても意味がありませんので、

そんなことはどうでもよいのですが、

それでも、人の人生の数奇な不思議を感じずにはいられませんです。

 

 

 

わたくしの知り合いに創造的な会社を経営している社長がいます。

わたくしよりもいくつか年下の男性、既婚者です。

彼の言葉はとてもはっきりと根拠があり、前向きで、

言われて嬉しいこと、励みになる言葉が多いです。

べたべたせず良好な友人関係が続いています。

 

一方でわたくしの知り合いにバイトこどおじがいます。

年齢は前述の人と同じくらいの年齢です。未婚、素人童貞です。

彼の言葉はいつも、ネガティブで言われた人がぞっとするほど不愉快です。

彼は既婚者であるわたくしに色目を使う点でも、非常に不愉快です。

ただのゲームとしてのお遊びではなく、

いつでも本気なのが不愉快です。

高望みなところも不愉快です。

 

 

この対照的な二人の差を具体的の述べると以下のようになります。

 

 

わたくしの子供が県下で最高偏差値の高校に合格した時、

先述の社長は我が子のことのように喜び、

すぐにお祝いプレゼントを送ってくださいました。

 

一方バイトこどおじと、地元のスーパーでバッタリ出くわしたとき、

「子供、高校どこ行った?」

と尋ねられたので、合格した高校名を報告したとたん

「うわ。遠い。電車通学じゃん。金も時間もかかるし、大変だよ。やんなっちゃうね」

と、おめでとうとか、すごいね、頑張ったねの一言もありませんでした。

お前のようなバカな息子を持つことに比べれば全然大変ではありませんけれど。

とわたくしは心の中で思いました。

きっと死ぬ気で勉強をした経験がないので、その価値がわからないのでしょう。

あのこどおじとはもう絶対に会いたくありません。

たまたまバイト先で出会っただけの顔見知り。

関わりなんて、無くていいはずです。

 

 

前も書きましたが、ショットカットにしたわたくしをみて

「脱毛症なの?」

と言ったのです。

脱毛症ではありませんし、脱毛症だとしたらきっと傷つきます。

言っていいこともいけないこともわからない人とは関わりたくありません。

 

 

こどおじもわたくしも頭が悪くて苦しい人生を送っていたことには変わりはありませんが、

わたくしは一念発起し、宅建士になり、バイト生活を抜け出しました。

社会生活を送りながら、育児と家事をしながらの受験は大変でした。

体力の壁もわたくしを苦しめました。

それでも、家族に支えてもらい何とか今の生活があります。

 

持ちうる知識を使い、日々勉強をしてブラッシュアップしながら、

契約を取ってきて、重説を作り、契約書を作り、契約をしてお引渡しをする。

仕事にも自分にもお客様にも誠実を誓い、石を投げられない仕事をするのに、

わたくしの真面目さが功を奏しました。

 

その真面目さがゆえに、うつ病や摂食障害にも真面目に取り組み、

マジメに深化させているのが悲しい一面でもあります。

 

今回は格差社会について、身近なトピックでした。