*乳がん告知され治療するまでのお話です*


 乳がんだった


 パートナーにどう伝えようか

 まとまらないまま車に向かった


 「お待たせー」いつもの通りの言葉



 乳がんかも 

 と言う話はしていました 


 その時は

 

 俺が代わってあげたい

 仕事辞めた方がいい

 俺、仕事辞めようかな・・・ (?)


 運転しながら話すと危険かなって思い、お家着いたら話すねって言うと


 逆に気になるよね

 私ならすぐに聞きたい


 自分は乳がんだけど、治療方針はホルモン療法の可能性もある、仕事をしながらいつもの生活ができる可能性もあると

 前向きな話しをした


 私たちは結婚はしていません

 でも一緒に暮らして17年

 一緒にいるのは20年以上

 子供はいません


 周りからなんで?結婚しないの?

 言われますが、私達はこのカタチでも幸せな生活を送ってました

 毎日、朝ごはんを一緒に食べて仕事に行き、夜ごはんを食べて寝る

 この生活がおじいちゃんおばあちゃんになっても続くと思ってました


 「仕事辞めな」

 仕事辞めると毎日ガンのことを考えてしまう、仕事で気分転換にもなるし、仕事が出来るまでは続けていきたいと説得


 俺、仕事を辞めようかなって言った理由は、私と一緒に治療していくという意味だった

 

 なので


 『私は治療頑張るよ!だから治療費がこれからかかるから私の治療費の為に仕事頑張って!』

 女は現実的だなって思う


 私なりに暗くならないように明るく前向きにお願いした

 後から考えると治療費の為に働いてって・・・

 でもお互い何かあっても、前向きに進んでいきたい


 人それぞれの考え方がある

 生き方もある

 ガンに向き合う考え方もある

 私は諦めないで治療をしていこうと決めました