人生の転機:ライフシフト 

みんなそのシフトを乗り切って

次の場面に進んでいきます。

あなたはご自身の人生が

方向転換する時、どんなふうに

進んでこられましたか?
そしてこれからも

進んでいかれますか?

 

 

あなたらしい人生をつくる

ライフシフトコーチ

あきやましずえです。

 

いつでもどんな時でも

ポジティブでいられたら、
それに越したことはありません。

でも、毎度そんなふうにはいかない。

 

 

もう30年前になりますが、

相方の研究者としての生活に帯同して

わたしと2才前のむすめもおひっこし。

ドイツはマールブルグという

小さな大学町で海外生活をはじめました。

 

 

最初の数週間は、

まったく頭が真っ白な感じで

エアポケットに入った状態でした。

生まれも育ちも日本だった自分が

ドイツ語の町にひっこしてきたのです。

もちろん、知り合いゼロ地帯。


 

これから知り合いゼロ地帯で、

ちいさなむすめと

どうやって生活していくのだろう?

しかも季節は12月。

日照時間の短い暗くて長い冬の真っ只中でした。

 

 

町の交差点で立っていた時、

自分のことを少し上、

空から俯瞰して見ているような、

不思議な感覚がありました。

その時は

そこに立っている自分が

外見からもまるわかりのアジア人・異邦人。

めちゃくちゃ目立っていたことには

思考がまわらず、

ただただ呆然としていたなぁ。

 

 

>>あきやま的海外生活史はこちらから

 

 

ドイツへの移動は、

それまでの人生では

一番大きな方向転換、

遠くへのひっこしでした。

 

 

空白の日々とはいえ

回さなけらばいけない生活があるわけで。

むすめと自分たちのための食材の買い出しだったり

備品を揃えるためにハウスマイスターと話すことだったり。

細かいことをこなしていく毎日の中、

だんだんと心の霧が晴れてきました。

 

 

生活するって、ある意味生きる力になりますね。

 


幸い、ドイツに春が来る頃には

日本人と知り合い、

子どものプレイグループに入ったり、

むすめを1、2時間預けられる場所を見つけたり、

季節が明るくなるのと同じ頃に

気持ちも明るくなっていきました。

 

 

でも今になって思うのは、

そんな時期に頼れるだれかが身近にいてくれたら、

ということです。

新しい生活、

しかも、人も羨む?海外生活。

なのに暗い気分で先行きには不安ばかりの日々を

だれかに相談できたらよかったのに。
 



気軽に道を聞けるように
自分の「今」を相談できる人がいてくれたら、

どんなに心も軽く生活できたことか。

 

 

そうして5年半あとには
次なる方向転換。

ふたたび大西洋をまたいで

アメリカはテキサスに移動、

となるわけでした。

 

 

こんな体験が

わたしがおせっかいにも

だんだんと新たに渡独渡米してこられた方々の

ご相談役になっていった原点、

なのです。
 

 

今日もあなたらしい一日を。

Have a wonderful day♡