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2月23日(木)11時10分配信


京都大学(京大)は、ヒトのES細胞からドーパミン神経細胞を誘導し、この細胞をパーキンソン病モデルの

カニクイザルの脳内に移植することによって神経症状を改善させることに成功したと発表した。


高橋淳准教授と土井大輔研究員(ともに京都大学再生医科学研究所/iPS細胞研究所/医学研究科脳

神経外科)らの研究グループと、理化学研究所との共同研究による成果で、論文は「Stem Cells」に掲

載された。


パーキンソン病は進行性の神経難病で、「ドーパミン神経細胞」が減ることで脳内のドーパミン量が減

り、手足が震える、体がこわばって動きにくいなどの症状が出るのが特徴である。


これまでの薬物や電極を用いた治療法では、いったん症状は改善できてもドーパミン神経細胞の減少を

食い止めることはできないことが問題となっていた。そこで、細胞移植によって神経細胞を補い、新たな

神経回路の形成を促して機能を再生させるという、より積極的な治療法に期待が寄せられており、ヒト

ES細胞やiPS細胞もその移植細胞の候補となっている。


これまで、マウスやヒトのES細胞から作製したドーパミン神経細胞は、パーキンソン病のラットモデルで

症状改善効果が確認されているが、ヒトES細胞から誘導したドーパミン神経細胞の挙動が霊長類の脳

で調べられたことはなかった。

臨床応用を目指すためには、霊長類のパーキンソン病モデルを用いて、ヒトES細胞から誘導したドーパ

ミン神経細胞の有効性と安全性を厳しく検証する必要があるというわけだ。


これまでマウスやラットへの移植で、神経分化が不十分で未分化ES細胞が残っている場合には、移植

後に腫瘍が形成されることが報告されている。研究グループは、同じ霊長類であるサルの脳内で細胞

の増殖がどのように進むのかを調べるため、あえて未分化ヒトES細胞が約35%混じった神経細胞をサル

脳に移植し、9カ月間観察した。


その結果、腫瘍は形成されたが、悪性所見はなく境界は鮮明であることが確認された。一部未分化ES

細胞が凝集し細胞増殖が盛んな部分があったが、この部位は「フルオロチミジン」を用いた「ポジトロン

CT(FLT-PET)」によって検出が可能だったのである。


分化日数を長くしていくと、成熟したドーパミン神経細胞の割合が多くなるが、分化日数を長くするに従

って移植片が小さくなり、42日間分化誘導した細胞のサル脳への移植では4頭中3頭で6カ月後から移

植片の増大が見られなくなった。つまり、十分に分化させた細胞の移植では、移植後の細胞増殖が低

いため、腫瘍形成が見られなくなったというわけである。


細胞移植後、手足の震えや歩行状態などを点数にして12カ月間経過観察をしたところ、3カ月目から有

意な症状改善が見られ、12カ月間持続した。また、ドーパミン前駆物質を用いた「ポジトロンCT

(FDOPA-PET)」において移植部位に一致して取り込み上昇が見られ、移植細胞がドーパミンを合成して

いることを確認した。


さらに脳切片の免疫染色により、12カ月後においてもドーパミン神経細胞が多数生着していることが明

らかとなった。つまり、ヒトES細胞由来ドーパミン神経細胞の移植によって、カニクイザルパーキンソン病

モデルの神経症状が改善したのである。


今回の研究では、ヒトES細胞由来ドーパミン神経細胞の移植によってカニクイザルパーキンソン病の神

経症状が改善されることが世界で初めて明らかにされた。ドーパミン神経細胞を多く含んだ細胞の移植

では、移植片が増大しなくなったと同時に神経症状の改善が見られたという点がポイントだ。


この成果は、ヒトES細胞を用いたパーキンソン病治療が可能になることを示唆している。おそらく、ヒト

iPS細胞でも同様の効果が得られるものと考えられている次第だ。今後、より安全で効果的な移植を行

うためには、ドーパミン神経細胞を純化する技術の開発が必要であると思われると、研究グループでは

コメントしている。

皮膚がんの治療薬をアルツハイマー病のマウスに投与したところ、症状が急激に改善した。

アルツハイマー病を研究する米国の科学者らが偶然これを発見した。

米ケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究者らが、皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)と呼ばれる

皮膚がんの治療薬ベキサロテンをアルツハイマー病のマウスに大量に投与したところ、

72時間以内にマウスの記憶力が劇的に改善し、さらにマウスの脳からアルツハイマー病の顕著な

特徴であるアミロイド斑が50%以上除去されていた。


アルツハイマー病のマウス(および人)の脳にはアミロイドベータと呼ばれる物質が大量に蓄積

されるが、アルツハイマー病のマウスにベキサロテンを投与したところ、このアミロイドベータの値が

低下し、逆にアミロイドベータの分解を助けるアポリポタンパクEの値が上昇した。


研究員らは、アルツハイマー病のマウスにベキサロテンを投与し、投与前と投与後の記憶力を

テストした。 例えば、アルツハイマー病のマウスは以前電気ショックを浴びたことのあるケージにも

真っすぐに入っていたが、ベキサロテンの投与後は電気ショックを浴びたことを思い出し、

ケージに入るのを拒んだ。


またケージ内にティッシュペーパーを置くと、正常なマウスは本能的にティッシュを使って巣を作るが、

アルツハイマー病のマウスはティッシュで何をすべきか分からない。

しかし、ベキサロテンの投与後はアルツハイマー病のマウスはティッシュを使って巣を作った。


ベキサロテンはすでに米食品医薬品局(FDA)の認可を受けており、臨床試験の早期実施も可能だ。

ケース・ウェスタンの主任研究員ゲーリー・ランドレス氏は2カ月以内にベキサロテンを健康な人で試し、

マウスの場合と同様の効果があるか見極めたいとしている。

人間はさまざまな内的な衝動によって行動を起こす。
内的な衝動には高尚な理念理想もあり、友情、忠誠、責任等々世俗な義理もあり、
オウム真理教の信徒たちを駆り立てた信仰に根差した狂気まである。


これは他の動物たちにはあり得ぬことで、動物のとる行動は飢餓や恐怖、
あるいは自衛の本能に駆られたもので人間のような理念を踏まえての
さまざまな行動などはありえない。
しかしそれをもって人間の動物としての優位を誇る訳にはいきそうもない。


人間の理念理想なるものが価値あるものとして許容される範囲には当然限りがある。
オウム信者の狂気は社会的には理念としてとても許容され得ないし、
キリスト教での魔女狩りなども同断だろう。


それらが表出しての行為は理性をはみだし奇矯で独善排他的で時には有害でもある。
しかしなお当事者たちはそれがある種の理念に依(よ)るものゆえに、
理の通ったものと確信してやまない。
この種の逸脱は大小こと欠かないが、それが淘汰されない訳は、
それらの逸脱が人間だけに共通な情念(センチメント)に依るものだからに他ならない。


そしてこのセンチメントほど実は厄介なものはない。
それは理性をも超えて優に人間を左右してしまう。
その最たる現象は恋愛で、一旦誰かに強く惚れてしまうとある場合には見境がつかなくなる。
あんな相手と一緒になったら酷い目にあうぞとはたがいくら忠告しても、
ある場合には聞く耳持たずに突き進み人生の破綻をも招いてしまう。


この世で恋愛は茶飯のことだから周囲はそれを常識の枠で捉え眺めて過ごそうとするが、
ある人間にとってはそのセンチメントは枠からはみだして当人自身にも抑制がきかなくなってくる。


以前九州で起こった殺人事件は男が恋人当人ではなしに、
その祖母と母親を殺してしまう異常なものだったが、男のしつこいストーカー行為を
取り締まるよう

再三依頼された警察の不手際で発生したと指弾されていたが、ことがそうした軽犯罪を

取り締まる生活安全課から刑事課に移されたことが引き金になり悲劇の到来となった節がある。


刑事の専門家からすれば市井のたかが恋愛沙汰にいちいちかまっていられるか、他に深刻な

犯罪容疑や未解決の事件もあるのに、ということで捜査の優先順位はむしろ前の担当部門よりも
低いものにならざるを得なかったに違いない。

そのことで警察を非難するのは容易だが、警察というあくまで常識を基準に職務を遂行する立場から

すれば、恋愛に破れて罪を犯す者の衝動のセンチメントについてまで

計量するのは埒外(らちがい)のことに違いない。


長々した前節を構えて私がいいたいことは、福島の原発事故以来かまびすしい原発廃止論の論

拠なるものの多くの部分が放射線への恐怖というセンチメントに発していることの危うさだ。


恐怖は何よりも強いセンチメントだろうが、しかしそれに駆られて文明を支える要因の原発を

否定してしまうのは軽率を超えて危険な話だ。軽量の放射能に長期に晒(さら)される経験は人類に

とって未曽有のものだけに、かつての原爆被爆のトラウマを背負って倍加される恐怖は頷けるが、
しかしこうした際にこそ人間として備えた理性でものごとを判断する必要があろうに。


理性的判断とはものごとを複合的に捉えてということだ。
ある期間を想定しその間我々がいかなる生活水準を求めるのか、それを保証するエネルギーを

複合的にいかに担保するのかを斟酌計量もせずに、平和の内での豊穣な生活を求めながら、

かつての原爆体験を背に原子力そのものを否定することがさながらある種の理念を実現するような

センチメンタルな錯覚は結果として己の首を絞めることにもなりかねない。


人間の進化進歩は他の動物は及ばない人間のみによるさまざまな技術の開発改良によって

もたらされた。 その過程で失敗もありその超克があった。
それは文明の原理で原子力もそれを証すものだ。 そもそも太陽系宇宙にあっては地球を含む

生命体は太陽の与える放射線によっても育まれてきたのだ。
それを人為的に活用する術を人間は編み出してきた。
その成果を一度の事故で否定し放棄していいのか、そうした行為は「人間が進歩することによって

文明を築いてきたという近代の考え方を否定するものだ。
人間が猿に戻ると言うこと-」と吉本隆明氏も指摘している。


人間だけが持つ英知の所産である原子力の活用を一度の事故で否定するのは、
一見理念的なことに見えるが実はひ弱なセンチメントに駆られた野蛮な行為でしかありはしない。


日本と並んで原子力の活用で他に抜きんじているフランスと比べれば、世界最大の火山脈の上に

あるというどの国に比べてももろく危険な日本の国土の地勢学的条件を斟酌せずにことを進めてきた

原発当事者たちの杜撰(ずさん)さこそが欠陥であって、それをもって原子力そのものを否定して

しまうのは無知に近い野蛮なものでしかありはしない。


豊かな生活を支えるエネルギー量に関する確たる計量も代案もなしに、人知の所産を頭から否定して

かかる姿勢は社会全体にとって危険なものでしかない。

三国志を著した陳寿は、關張馬黄趙傳の最後に関羽・張飛二人の人物評を以下のようにまとめている。


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評曰


關羽 張飛皆稱萬人之敵


為世虎臣


羽報效曹公


飛義釋嚴顏


並有國士之風


然羽剛而自矜


飛暴而無恩


以短取敗


理數之常也

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関羽・張飛の二人は、一騎で万の敵に対する武勇があると賞賛され、一世を風靡する剛勇の持ち主であった。


関羽は顔良を斬り義を果たし、張飛は厳顔の義心に感じ入ってその縄目を解き、

両者並んで国士の気風があった。


然し、関羽は剛情で自信を持ち過ぎ、張飛は乱暴で情を持たず、両者共その短所により身の破滅を招いた。


道理からいって当然である。


『三國志』巻36蜀志6 關張馬黄趙傳

2012年1月16日(月)8時12分配信 読売新聞

電子など小さな粒子の位置や速度を同時に正しく測定することは不可能とする「ハイゼンベルクの不確定性
原理」が、常には成り立たないとする実験結果を、ウィーン工科大と名古屋大の研究チームがまとめた。

80年以上前に提唱された量子物理学の基本原理を崩す成果で、ナノ科学での新たな測定技術開発の
手がかりになるという。 15日付の科学誌ネイチャー・フィジックス電子版に掲載される。

物が見えるのは、物に当たった光が反射して、私たちの目に届くからだ。
時間をおいて2度見れば、物の動き(速度)がわかる。

ただ、光は波長が短いほどエネルギーが大きいので、小さな粒子を見る場合に問題が生じる。
短い波長の光を使うほど、粒子の位置は詳しく測れるが、反射した時に粒子をはね飛ばすので、
元の速度は測れなくなる。

このため、位置と速度は、一方を正確に測ろうとすると、もう片方の誤差が増える。

これが不確定性原理で、ドイツの物理学者ハイゼンベルクが1927年に提唱。

32年にノーベル物理学賞を受賞している。

同工科大の長谷川祐司准教授らは、原子核を構成する中性子について、「スピン」という量を測定した。

2種類のスピンを測ると、位置と速度の測定に相当する。
その結果、二つのスピンを極めて正確に測定でき、不確定性原理を表す数式で示される誤差を下回った。

同原理の不成立を別の数式を使って主張してきた共同研究者の小澤正直・名古屋大教授は
「小さい粒子でも、位置も速度も正確に測れることが実験でも実証できた。

新しい測定技術や解読不可能な量子暗号の開発などへの道が開けるのではないか」と話している。


時事通信 1月16日(月)3時5分配信


ヒトの皮膚細胞から作る万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」や受精卵から作る

「胚性幹細胞(ES細胞)」を、効率良く白色脂肪細胞や褐色脂肪細胞に変える技術が開発された。


米ハーバード大などの研究チームが15日付の英科学誌ネイチャー・セル・バイオロジー電子版に発表した。


白色脂肪細胞はエネルギーを蓄積し、褐色脂肪細胞は燃焼させる役割がある。


万能細胞から生み出したこれらの細胞をマウスに移植すると、

1カ月半にわたりがん細胞になることなく機能した。


過度の肥満や糖尿病などの患者を対象として褐色脂肪細胞を増やす治療法を開発するのに役立つという。 

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脂肪燃やす細胞、iPS細胞から可能


読売新聞 1月16日(月)8時21分配信

様々な種類の細胞に変化できる人間のiPS細胞(新型万能細胞)を、脂肪を燃やす働きのある

「褐色脂肪細胞」に変化させることに、米ハーバード大学などが成功した。

人間の肥満症治療への応用が期待される成果で、15日付の科学誌ネイチャー・セルバイオロジー電子版に

発表する。

脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と、脂肪を蓄える白色脂肪細胞の2種類がある。


万能細胞の一種、ES細胞(胚性幹細胞)を白色脂肪細胞に変化させる技術はあったが、

褐色脂肪細胞に変える方法はなかった。

研究チームは、人間のiPS細胞とES細胞を培養して、脂肪細胞に変化する前の状態にした。


これらに、遺伝子の運び役となるウイルスを使って、脂肪への変化を促す遺伝子3種類を送り込んだところ、

褐色脂肪細胞に変化した。


それらの褐色脂肪細胞をマウスに移植すると、元々の脂肪細胞と同様に定着した。

概要



最初に超球理論の基本的な点を並べて示す。



・ 超球理論はモデル理論である。


・ 超球理論と超ヒモ理論は、異なる原理をもつが、似たような結論をもつ。


・ 比喩的に言えば、超ヒモはヒモであるが、超球は球である。


・ 超ヒモは、実数の空間にあって複素数で記述されるが、超球はもともと複素数の空間にある。


・ 超ヒモは実数の空間で振動するが、超球は複素数の空間で回転する。


・ 複素数の空間における超球の回転は、実数の空間における超ヒモの振動に対応する。


・ 超球の回転および超ヒモの振動は、モデルでは異なる意味をもつが、現実の世界では同じ意味を

 もつ。 この同じ意味とは、量子の波である。



 南堂久史のサイト(総合案内)  

■Q1.なぜTPPに参加すべきなのか?



2つの理由があります。

1つは経済の停滞から脱却するためです。今の日本はひどく内向きです。

「少子高齢化で将来は暗い」というイメージが蔓延し、国民も企業も支出を抑え貯蓄に励むばかりです。


しかも、そのお金は経済の活性化に結びつく投資には回らず、

国債、つまり政府の借金の穴埋めにひたすら使われています。

この内向きの悪いスパイラルを脱する最大の鍵は外に向かって国を開き、

近隣アジアの活力を取り込むことなのです。

その重要性は日本もよくわかっていて、これまでも、ASEANに日中韓を加えた、いわゆるASEANプラス3に

おける自由貿易協定の締結に尽力してきました。


しかし、日中韓の足並みが揃わず、停滞しているのが現状。そこに登場したのがTPPなのです。

しかも日本がTPP参加を表明することにより、中国、韓国との貿易交渉が進む可能性もあります。

2つ目は、9.11以降、アフガニスタンやイラクに偏りすぎてしまったアメリカの外交の軸足が、まさにこの

アジア太平洋地域に戻ってきたことです。


その背景には中国の軍事的脅威があります。これは日本にとっても由々しき問題です。


貿易という点だけではなく、こうした外交・軍事的視点からも、

TPPに背を向けるという選択肢は日本にとってありえないと思います。



■Q2.今後の交渉をどう進めるべきか?

社会の仕組みが変わると、それによって利益を得る人と逆に損失を被る人が出てきます。

そういう意味では農業関係者がTPPに反対するのもよくわかります。


諸事情を勘案すると、日本の農業の象徴である米は自由化の例外措置として交渉すべきでしょう。

多くの国でつくられている米と日本で食べられている米は種類が違いますから、おそらく、積極的に米を日本に輸出しようという国はないでしょう。一方、アメリカなどに譲らざるをえないのが牛肉で、

関税撤廃に近い要求があるはずです。

といっても心配には及びません。

しかるべき時間をかけ、生産農家には補助金を出す、という経過措置を進めていけばいいわけですから。



反対派の中には日本の医療制度がアメリカの外圧によって崩れることを危惧する人もいますが、

杞憂だと思います。

TPP交渉参加12カ国のうち、日本と同じ、国民皆保険制度に近い仕組みをとっている国がほとんどで、

例外はアメリカだけです。

そのアメリカも、オバマ大統領がもっと国民全体に行き渡るような医療制度を模索しています。

その12カ国で協議を行った場合、なぜ国民皆保険制度が崩れる結果になるのでしょう。

TPPの交渉は進行形です。

しかも2国間交渉ではなく多国間交渉なのです。

アメリカが仮に理不尽な要求を突きつけてきたとしても、ほかの参加国と協力すれば、

十分跳ね返せるはずです。

TPPはアメリカの陰謀だ、という人がいますが、ある意味、その通りです。

あらゆる貿易交渉は自国の利益を最優先するという意味での“陰謀”だからです。

日本もその心で交渉に臨めばいいのです。




■Q3.中国との関係をどう築くべきか?

これからのアジア太平洋地域のキープレーヤーはアメリカと中国です。

日本も重要な役割がありますが、その2国ほどではありません。

中国は今のところ、TPPへの参加を表明していませんが、今後はわかりません。


先述したように、中国の軍事的脅威が高まっていますが、日本を含めた自由主義国家にとって望ましいのは、

中国の非軍事化と民主化が進み、近隣諸国との関係を強化していく、まったく逆の流れです。


中国と1対1で、そういう関係を築いていくことはとても難しいことですが、

TPPのように、「参加したほうが得だ」と中国に思わせるような貿易圏をつくり、「北風と太陽」のたとえでいえば、

太陽のようなやり方で、自然に中国にも参加を促していくべきでしょう。

もちろん、加入にあたっては、中国はさまざまな民主化を進める必要があるわけです。


WTO(世界貿易機関)の下で国境措置(関税)の自由化を進めてきましたが、

経済連携のための制度論まで踏み込む「内なる自由化」にはなかなか進めない状態でした。

そこに出てきたのがTPPなのです。活用しない手はありません。


■Q4.日本はどんな国を目指すべきか?

日本経済が活性化する鍵は、成長するアジア市場との距離を日本がどのくらい縮められるか、

にかかっています。戦後の日本は「ものづくり立国」として成長してきました。

その主役が自動車メーカーであり、家電メーカーでした。


TPP参加によって、こうしたメーカーの海外進出が加速されるでしょう。

そういう意味では空洞化が起こるのかもしれませんが、それを補って余りある、

物品やサービスの流れが日本からTPP加盟国へ押し寄せるはずです。

これからの日本は「グラビティ立国」を目指すべきです。

グラビティとは引力のこと。国際貿易の分野には、2国間の貿易量は距離が近いほど、

両国の経済規模が大きいほど増えるという「グラビティ・モデル」という考え方があります。


今まではその引力があまり働きませんでした。

なぜかといえば日本以外のアジアの国々の経済規模が小さかったからです。

たとえば、日本に次ぐアジアの経済大国だった20年前の中国のGDPは日本の8分の1、

韓国にいたっては10分の1以下しかありませんでした。

でも今は違います。両国はもちろん、ASEAN諸国やインドも急速な経済発展を遂げ、

貿易のグラビティが十分働くところまで、各国が成長してきています。

それを加速させるのが各種の貿易協定であり、その集大成ともいえるのが今回のTPPなのです。

日本からほかの加盟国に何が出ていくかというと、まずほとんどの消費財です。


たとえば、資生堂の化粧品、ユニ・チャームの紙おむつや生理用品、大正製薬の胃腸薬、

ライオンの洗剤などです。

もちろん、現地生産のほうが有利であれば自動車や家電と同じように、海外進出が加速するでしょうが、

すべてがそうとは限りません。

製造業だけではありません。

公文やベネッセといったサービス産業、ファミリーマートやローソン、ユニクロなどの流通業、

吉野家に代表される外食産業も大変な勢いでアジアに出ていますから、

TPPによってさらにその動きが加速するでしょう。アニメなどのコンテンツ産業も有望です。

一方で、日本の医療や介護制度はもっと大胆な改革が必要です。

日本の医療の質は高く、一時、海外から患者を呼び込もうというメディカル・ツーリズムが話題になりました。


TPPに参加したら、患者を呼び込むだけではなく、医療そのものをグローバルな視野で改革するという発想も

十分検討すべきです。

医療がその典型ですが、日本人が日本人のために日本国内で実施しているサービスを、

もっとグローバルな視点で改革していく。TPPがそのよいきっかけになるのは間違いありません。



■Q5.TPP参加後、働き方、暮らし方はどう変わるか?

現在、日本を含めTPPに交渉参加を表明した国の経済規模は、世界のGDPの約4割を占めます。

言うまでもなく、これは世界最大の経済連携協定です。


TPPによって貿易が活性化すれば経済が上向きます。

そうなると、企業が設備投資や企業買収などに動き、必然的に雇用が増えます。

失業率は改善され、労働者の給料も増えます。

生活面の影響ということでは、食品の値段が少し下がるくらいでしょう。

食料品以外の輸入品に対する関税は現在でもそれほど高くありませんので、

関税が撤廃されても極端に安くはなりません。

TPPによってデフレが促進されるという人がいますが、私はそうは思いません。

TPPで議論されているわけではありませんが、大きく変貌する余地があるのが医療分野です。

保険で認められる医療に、保険外の高度医療をプラスできる混合診療について検討すべきでしょう。

癌などの難病に苦しむ患者にとっては大きな朗報です。

これは繰り返しますが、国民皆保険制度とも十分両立します。

市場を閉鎖して経済発展をした国は歴史的にありません。

しかし、TPPに参加したからといってすぐに効果が表れるわけではない。

長期的な視点で日本の未来を考えていくことが重要です。

量子力学の解釈の一つ。


量子力学の状態は、いくつかの異なる状態の重ねあわせで表現される。 このことを、どちらの状態であるとも

言及できないと解釈し、観測すると観測値に対応する状態に変化する(波束の収束)と解釈する。


「コペンハーゲン解釈」という名称は、デンマークの首都コペンハーゲンにあるボーア研究所から発信された

ことに由来する。



コペンハーゲン解釈の特徴

量子力学の各種実験結果は、粒子が空間的に一点に存在することを示している(厳密には位置だけでなく運動

量についても言及しないといけないが、理解し易いように敢えて位置に絞って説明する)。

同時に、空間的に広がりを持つ(あるいは、かつて広がりを持っていた)ことも示している。


そして、いつどのようにして広がりを失ったかについては分からない。


なぜなら、比較対象として観測前の状態を得ることが原理的に不可能だからである。


そこで、観測前に波動関数に従った空間的広がりがあったことと、観測時点では一点に収束していること、

収束の確率が確率解釈に依存することの3つの実験事実を合意事項として採用する解釈として、

コペンハーゲン解釈が生まれた。


なお、確率解釈は、波動関数から粒子の存在確率が求められることを示しているだけで、

決して波動関数が実在する波であることを否定しているわけではない。

なお、量子力学において「観測」という場合は、人間の行為を指す一般的な語意とは違う意味で用いられることに

注意する必要がある。


量子力学的な「観測」は、例えば、シュレーディンガーの猫の思考実験に当てはめていえば、

アルファ崩壊から生死の確認までの一連の流れ全体を指す。


そして、重ね合わせ状態の確定する時期が「観測」のいつの時点であるかについては、理論的にも実験的にも

確かなことは分かっていない。


量子力学の説明では、定義を曖昧にしたまま「観測」という言葉を安易に使っている事例も多々見受けられる。

コペンハーゲン解釈では、量子が観測後に広がりを失ったように見える現象を波動関数の収縮(波束の収束)と

呼ぶが、収縮がいつどのようにして起きるのかを説明することはできない。


つまり、収縮が観測によって引き起こされたとは断定できないし、また観測が必須とも断定できない。


ただ確実に言えることは、観測すると波動関数の収縮に相当する現象が確認できることだけである。


いつどのようにして起きるのか分からない以上、収縮に必要な条件を理論的に予測することもできないので、

現段階の科学の枠組みではこれ以上、波動関数の収縮について言及することはできない。


そのため、シュレーディンガーの猫の思考実験が示すような未解決の問題を抱えることになる。


量子の運動を観測するには光子等を観測対象に衝突させる必要がある。


しかし、詳細な観測をしようとすると、観測対象の運動量を大きく変えてしまい、

実験環境に致命的影響を与えてしまう。


その結果、観測の影響がない自然な状態での現象を継続的に観測することが不可能となる。


また、一点に収束した状態でしか観測結果が得られないため、波動関数の広がりを直接的に観測することは

できない。


よって、波動関数が収縮する過程を実験で直接的に観測することは原理的に不可能である。

量子力学では状態を計算するときに波動関数を用いるが、コペンハーゲン解釈では波動関数の収縮を数学的

に記述せず、収縮に合わせて境界条件の再設定を行なうことで現実の現象を近似的に表現する。


シュレーディンガー方程式内に収縮の数学的要因がある可能性については、量子力学の数学的枠組みから

収縮を導出することができないことがフォン・ノイマンによって証明されている。


アルベルト・アインシュタインらは、波動関数に記述されていない未知の隠れた変数が存在するはずだと主張

したが、今日において、隠れた変数説は極めて不利な立場に追い込まれている。


ヒュー・エヴェレットは観測装置をも波動関数に組み込んだ定式化を行なった。


この定式化では、収縮現象も通常の波動関数の時間発展と同様の変化として例外のない記述ができるので、

理論の表現方法として従来の式より優れていると言える。


ただし、その式の意味することは慎重に吟味する必要があるし、この定式化をもってしても現実に起きている

現象に違いが生じるわけではなく、表現方法として優れているだけであって、理論として優れていることまでは

意味しない。


コペンハーゲン派の中にはこの定式化の成果を取り込もうとする者もいる。


同様の結果をもつ現象を導出しようという試みられているが、十分な成功が得られているわけではない。

コペンハーゲン解釈では、波動関数が収束する原因は追求しない。


しかし、この解釈を支持する全ての物理学者が追求を諦めたわけではなく、

実際には多くの物理学者が原因をつきとめようと努力している。

RBB TODAY 12月20日(火)17時30分配信



米IBMは19日(現地時間)、毎年恒例となっている5つの未来予測の2011年版を発表した。


この予測は今後5年以内に実現する5つの革新的な技術を予測するもの。


今回発表されたのは「人力による発電」、「パスワードが必要なくなる」、「コンピューターが人の心を読む」、

「デジタルデバイドの解決」、「スパムメールの有用化」の5つ。


人力発電は電力供給が危うくなるという意味ではなく、ジョギングやサイクリングなど人間の活動を効率的に

電力に変換する無駄のない発電システムを指す。


パスワードの不要化は言うまでもなく生体認証の高度化、普及を指している。銀行のATMでも一部生体認証は

実用化されているが、個人のパソコンや各種ネットサービスのパスワードも不要になるとの予想だ。


もっとも注目を集めそうな読心術については、IBMの科学者がスマートフォンなどのデバイスを

脳とリンクする方法を研究しているという。読心術と言うより、

考えるだけでメールを出したりゲームを操作することを想定しているようだ。


また、脳の働きを直接センシングするだけでなく、人間の表情を読み取る技術なども含まれるようだ。


デジタルデバイドとはIT技術を使える者と使えない者の格差のことだが、

スマートフォンなどの一層の普及により、解消されるとしている。


最後にスパムメールについては、スパムメールが無くなるのではなく、マーケティング技術などの発達により、

スパムメールが価値ある情報になるとしている。