こんにちは。今日もビートルズの事実に基づいたフィクションをお送りします。お楽しみください。
The Long And Winding Road
ビートルズのアルバム『Let It Be』に集録された『The Long And Winding Road』のアレンジを聞いたポールが激怒したのが、切っ掛けとなってビートルズあ解散したと言われるが、本当にそうだろうか。
近年のポールのコンサートにおいて『The Long And Winding Road』は定番曲となっている。昨年のコンサートでも待ち望んでいた方が多いのではないか。ところでそのポールのコンサートで同曲が演奏される時、レコードに近いアレンジで演奏されるのはご存知だろう。でもアルバム『Let It Be』でのアレンジを聞いたポールは激怒したのではなかったのか?
もう一つ不思議なことがある。ポールがビートルズ解散直後に出したアルバム『ラム』は賛否両論を巻き起こした作品だったが、この作品のオーケストラ・バージョンであるアルバム『パーシー・スリリントン』がリリースされているのをご存じだろうか?ポールはこの作品に自信を持っていたようで、このアルバム全曲をオーケストラ演奏に置き換えて、集録しているのであるが、そのオーケストラ・アレンジをしたのがリチャード・ヒューソンという男であった。実はこのリチャード・ヒューソンという男はフィル・スペクターが『The Long And Winding Road』のオーケストラ・アレンジを依頼いた男なのだ。アレンジが嫌いであるのに、再び同じ男にアレンジを発注するだろうか?
これらから考えると、ポールが激怒したのはアレンジにではなく、ジョンが作者であるポールに断りもなく曲を改変したことにありそうだ。それが解散の遠因となるとはジョンも思ってもいなかっただろう。