先週観た映画たち(その196)/『トワイライト ささらさや』 | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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『トワイライト ささらさや』



ここのところ大泉洋の出演作が続いていますが、本作は一風変わった「作品でした。ストーリーの初っ端で、主人公の一人の大泉扮するユウタロウが死んでしまうんですから。

売れない噺家のユウタロウは、新婚の妻さやと生まれたばかりの息子ユウスケを残して、交通事故で他界してしまいます。しかし妻を思うユウタロウは、ユウレイとなって母子を見守るのでした。その葬儀の日、天涯孤独の身と言っていたユウタロウの父が突然現れます。ユウタロウの父は孫のユウスケを引取りに来たのでした。ユウタロウは、葬儀に来ていた師匠に乗り移り、さやにユウタロウを連れて逃げるように告げます。母子は、以前さやが相続していた亡き伯母の家に逃げるのでした。その家は、ささらという小さな田舎町にあり、そこの住人たちとのな生活が始まりますが…。

大泉が出ている時点でこの作品はコメディと思いがちですが、泣かせのドラマの要素の方が強く出ていました。見所は、ユウタロウが乗り移ったという設定で、小松政夫、富司純子、中村蒼、そして子役の寺田心君の演技でしょう。一度、大泉自身が演じた映像をそれぞれが見て、それを真似たということらしいのですが、皆それぞれ見事に演じていました。中でも子役の寺田心君の演技が本当に見事でした。子役といえば、ユウスケ役の赤ちゃんもあまり、泣くことなく、よい演技(?)でした。この子、とても可愛い子でしたね。

恐らく作り手の思惑としては、少し笑わせてその後泣かせる、ということだったと思いますが、私は残念ながらそれほど泣けるというところまでは行きませんでした。でもまずまず面白く、見ることができました。

少し話は変わりますが、出演者の中で久しぶりに波乃久里子さんを拝見しましたが、弟の故中村勘三郎さんに似てきましたね。元から似ていた姉弟でしたが、最近ますます似てきたようです。それも楽しく見させてもらいましたよ。