先週観た映画たち(その184)/『ジャージー・ボーイズ』 | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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『ジャージー・ボーイズ』



楽しみにしていた作品を、やっと観に行けました。1960年代初頭に活躍したグループ、フォーシーズンズを題材にした伝記映画で、その名も彼らの出身地に因んで「ジャージー・ボーイズ」。彼らのヒット曲は現在でも生き残っており、「シェリー」「君の瞳に恋してる」など名曲揃いです。特に後者は、現在でも多くのアーティストにカバーされていて、最早スタンダードとも言えそうな楽曲ですね。

彼らフォーシーズンズは、ビートルズのメンバーなどの一世代前の人達で、第二次世界大戦後のアメリカの好景気が始まった頃に、多くの白人が中産階級化していく中で、イタリア移民の彼らは最下層でチンピラと紙一重の青春時代を送っていたのです。映画の中でも語られるのですが、その貧困を抜け出すためには、兵隊になるか、マフィアになるか、有名人になるか、三つの方法しかなかったのです。その中で、音楽に才能を持ったフランキー、トミー、ニック、ボブの4人が集まり、フォーシーズンズとなるのですが、生まれ育った環境から自堕落な生活を送り借金まみれとなるトミーの存在に、メンバーの心は次第にバラバラとなっていきます。やがてトミーの借金を返すために、フランキーとボブの二人がフォーシーズンズを続けるのです・・・。

最底辺にいる少年達がフォーシーズンズを組み、デビューを果たしてヒットを放つ裏で、様々な苦難を背負っていたことは、あまり知られていませんでした。もちろん私自身も知らなかったのですが、そこに目を向けるクリント・イーストウッドもさすがでした。彼はこの作品を監督しましたが、それ以上に音楽への愛情が人一倍強い人で、自身でもピアノを演奏するプレイヤーでもあり、そんな人が音楽映画を作ったためか、音楽家への愛情がそこかしこに溢れる様に見え隠れしていました。何よりもそれが、伝わってきて観る者を幸せにしてくれました。ビーチボーイズにも大きな影響を与えているのがハッキリと判るようなサウンドを持ったフォーシーズンズの音楽をまた聞いてみようと思わされました。面白かったのが、レコード会社の上の方の人間の描き方が、守銭奴的に見えるような撮り方で、何とも痛快でした。

楽しい一時を送ることができましたよ。大好きな作品です。おすすめですよ。