
このシリーズも4作目となります。4作目ともなると、マンネリズムが感じられるのでは、と思っていましたが、これがなかなかの曲者でした。そこは、マイケル・ベイのこと、さらに凄いものを作ってきました。
前回までは、地球侵略を目指すディセプティコン一派と、人間に味方するオプティマスの仲間との争いを描いてきましたが、今回はそれにロックダウンという新たなトランスフォーマーが加わり、さらに大きな戦いが始まります。主役も前回までのシャイア・ラブーフからマーク・ウォルバーグへとバトンタッチされ、新しい段階に入ったことを示しています。
今回はCIAの高官が、私利私欲のためにトランスフォーマーの秘密を解き明かし、息のかかった企業家にトランスフォーマーの製造を請け負わせます。その段階で、不要となったオプティマスとその仲間を抹殺しようと試みます。オプティマスを助けた発明家ケイド(マーク・ウォルバーグ)とともに、CIAのジョイスからの逃避行を繰り返すのですが・・・。
以前の作品では、CGによるトランスフォーマー同士の争いの場面で、敵味方の見分けがつかず、迫力を出そうとしているのは判るのですが、何がどうなっているかが判然としないことが多かったのですが、今作ではトランスフォーマー同士の対決でも、個々の色を変えるて見易くし、やたらにアップのショットを多用すること無く、引きの映像でも迫力を出す手法を覚えたようです。
またストーリー展開も早く、飽きさせることは無かったのですが、残念ながらカーチェイスの場面が多過ぎます。カーチェイス場面はアメリカ人が好きそうですが、この作品では個人的には不要だと考えます。また最初の場面で、恐竜の絶滅にまでトランスフォーマーが関わっていて、その鍵を握るのが『シード』と呼ばれる物体とされていたのですが、そのシードを巡ってもう少し展開があるのかと思いきや、あっさりとした扱いだったのにはやや拍子抜け。
しかし何と言っても、一番の問題点は尺の問題。2時間半を越えるのは長過ぎます。どれほど展開が早かろうが、これほど長いと見る方も集中が続きません。アクション場面の途中で眠気を催してしまいました。何とかに時間に収めたら、よりグレードが上がったのに残念です。