ブライアン・ウィルソンの世界(その11)/『1999年来日コンサート』(2) | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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ビートルズと並んで世界に大きな影響を与えていたビーチボーイズのブライアン・ウィルソンは、レノン、マッカートニーと並んで大好きなアーティストです。そのブライアンのことを好き勝手にお話します。今回も、ブライアンのソロでの初来日コンサートの話の続きです。

昨日は、ソロとして初めて来日したブライアンのコンサートのセットリストをご紹介しましたが、それを見るとほとんどがビーチボーイズのナンバーで占められていました。その選曲の面白さがこのコンサートの一番の見所でもありました。
恐らくブライアン自身の意向が反映されたそのセットリストには、「Surfer Girl」、「California Girls」、「I Get Around」、「Help Me Rhonda」、「Fun,Fun,Fun」などの大ヒット曲かつコンサートの定番曲はもちろん、通常のビーチボーイズのコンサートでは聴くことが出来ないと思われるナンバーも含まれていました。例えばシングルのB面収録曲である「This Whole World」やアルバム収録曲でしかもインストルメンタル・ナンバーの「Let's Go Away For Awhile」そして「Pet Sounds」、さらにはブライアンの敬愛するフィル・スペクター・サウンドの代表格「Be My Baby」のカバーまで演奏してくれたのです。


(当時のブライアンの最新アルバム『Imagination』)

そして何より驚かされたのはバックアップ・ミュージシャンの、ブライアンへのリスペクトが十分すぎるほどに感じられ、素晴しい演奏でした。何が素晴しいかと言っても、ビーチボーイズのレコードに収められたサウンドの再現度が半端ではないんです。特にコーラス面の再現具合は完璧でした。ブライアンのあの裏声の高音、いわゆる『天使の声』はもう失われていますが、それを見事に再現していたのがジェフリー・フォスケットでした。
フォスケット自身も優れたアーティストなのですが、その彼が示すブライアンへの大きなリスペクトは観る者に感動を与えてくれます。前回、ビーチボーイズと一緒にブライアンが来日した際にも、実際にはジェフリー・フォスケットが音楽監督的な立ち位置で、ブライアンを支えていました。

もう一つ、ブライアン・チルドレンの仲間と言って良いワンダーミンツもバンドに加わっていましたね。彼らもまたブライアンとの交流を通じて名を為したということもあり、ほぼ10年に亘ってブライアンへの協力を惜しまなかった人達ですね。ブライアンの病気は不幸なことでしたが、彼の才能を愛するミュージシャン達がこうしてブライアンを擁護していることに、何故か大きな安心感を覚えたものでした。
特にジェフリーには、今後もずっとブライアンをサポートしてもらえることを祈っています。