U2メンバー、フェンダーの役員に就任! | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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U2のボノ、エッジの二人が米国フェンダー社の役員に就任したことが数日前に発表されました。フェンダー社では2ヶ月前に、ウェッブ上での音楽配信のシステム構築等を行っているDASHBOXの元CEOボブ・ロバックを新社長に迎えたのですが、現在のフェンダーは折からの不況によって大きな負債を抱えるに至り、デジタル方面への足掛かりを求めたのではないかと思われます。
U2の二人を引き込んだのも、新たな戦略の機軸とするための第一歩かと思われます。


(カリフォルニア、コロナのフェンダー工場)

現在、フェンダー社(Fender Musical Instrument Corporation)は、大きなグループを抱えています。ギター・ブランドとしてもフェンダー、ギルド、タコマ、スクワイア、グレッチ、ジャクソン.シャーベル、そしてグループ内にはさらに、オベーション、ヘイマー、そして何とタカミネまですべてフェンダーの傘下ブランドです。またパーカッション系でも、LP(ラテン・パーカッション)、グレッチ・ドラム、セイビアン・シンバルなど、さらに楽器アクセサリーでもバーカスベリーやグルーブ・チューブ、レヴィス・ストラップ、などなど・・・本当に多くの音楽ブランドを傘下に収めた大グループ企業、それが現在のフェンダー社です。

フェンダー社が、CBS傘下にあった1965年から1985年までの20年間に、CBSは傘下に多くのブランドを抱えて一大音楽コンツェルンを目指したのです。しかし結局、大企業の効率追求の経営方針が災いして、フェンダー製品の品質低下を招き、業績が悪化の一途を辿るに至り、フェンダー社が売りに出されると言う結果を招いたことは皆さんご承知の通りです。
一度、地に堕ちたフェンダーを再生させ、現在の隆盛を生み出したのは、CBSから経営権を引き継いだビル・シュルツでした。そのシュルツは、製品の品質を向上させることでブランドへの信用を再生したのですが、現在までフェンダー社はその伝統を守り続けています。

しかしながら、シュルツの死後、新たな経営陣が多角経営への方向性を打ち出したことで、その規模は限りなく拡大傾向にあるのですが、それが負の遺産を背負うことにならないかが懸念されます。
現にフェンダー社は現在、一大音楽産業グループを形成するに至っていますが、同時に大きな負債を抱えているのも事実です。それを解消するための新社長招聘となったのでしょうが、我々フェンダー・ファンは、再びCBSの轍を踏むことがないように願うばかりです。