来年早々に日本でも発売されるはずの二機種をご紹介します。
まず、1966年から1970年まで生産されたセミアコースティック・ギター、コロナド(Coronado)です。

(今回再生産されたFender Coronado)
このギターは、リッケンバッカー社から招いたギター製作者、ロジャー・ロスマイズルが設計したギターで、当時は1ピックアップ仕様、2ピックアップ仕様、12弦仕様、さらにベースも作られていました。また特殊な仕上げを施したワイルドウッド・カラーがオプションで作られていました。ワイルドウッドというのは、木の繊維の中に塗料を染み込ませた特殊仕様の木目のギターでした。さらにアンティグアと名付けられたシルバーと黒のバースト・カラーのコロナドも作られました。今回再生産されたフェンダー・コロナドは、2ピックアップ仕様のギターとベース。
もう一つ再生産されることになったのがスターキャスター(Starcaster)です。

(今回再生産されたFender Starcaster)
このギターは、1976年から1982年まで製造されていたセミアコースティック・ギターで、ハムバッキング・ピックアップが二基搭載された機種でした。このギターは、ギブソンの335を十分に意識して製作されたものです。
これらのギターの企画が持ち上がったのは、2007年頃と思われます。当時まだフェンダーの日本の事務所に従事していたのですが、USAから日本側にフェンダーの旧製品を貸してくれないか、と言って来たのです。実は日本では、1970年代当時のスターキャスターを資料として保管していたのです。それを研究して再生産の可能性を探るということでした。それが今回実を結んだということだと思われます。
1970年代よりも確実に現在のフェンダーの方が技術的に進歩しているので、早く再生産品の完成度をチェックしてみたいですね。恐らく日本への入荷がNAMMショーのあと(2014年1月)になると思われますので、皆さんもご期待下さい。