ビートルズ、シングル盤、私的雑感(その19)/ Can’t Buy Me Love (Vol.2 | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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昨日に続いて、ビートルズのシングルについての勝手気ままな話です。今回も、6枚目のシングルで全米を陥落させた「Can’t Buy Me Love / You Can’t Do That」の話の続きです。

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(日本盤シングル「Can’t Buy Me Love / You Can’t Do That」)

「Can’t Buy Me Love」は1964年3月にリリースされると、1964年から65年を通じてビートルズのライヴの定番曲となっています。「手拍子、足拍子をよろしく」というポールのコメントで始まるのが、お決まりのパターンとなっていましたね。バックビートの効いたこの曲のリズムは、確かに誰でもノリ易い曲でした。さすがに、1965年12からのイギリス国内ツアー以降は、ツアー・レパートリーから外れてしまいました。

定番曲と言えばB面の「You Can’t Do That」も1964年ツアーの定番曲でした。ジョンのペンによるこの曲は、ポールの「Can’t Buy Me Love」同様にロックンロール/ブルース調のナンバーでした。(ロックンロールと言うよりもこの曲の場合、リズム&ブルースですね。)アンソロジーにやはりこの曲の初期テイクが収録されていますが、コーラス・パートがなく、ジョンがややフラット気味に歌っていることもあり、非常にブルース色が強くて、私は大好きです。

この曲ではメロディと掛け合いの形式となっているコーラス・パートが非常に印象的で、恐らくアレンジの元のアイデアはポールによるものと思われますが、このコーラスが入ると俄然ポップになるのはさすがです。ジョンが作った曲の場合、ポールがコーラス・パートを作って参加するという関わり方をしていることが多いことに気付きますよね。例えば「If I Fell」や「This Boy」「I’ll Be Back」など、数え上げたらきりがないほどです。

またジョージによるリッケンバッカー12弦ギター、360-12も非常に効果的に使われています。この曲がレコーディングされたのは1964年2月25日ですが、ジョージがこのギターをリッケンバッカー社から贈られたのが、わずかその10日ほど前のことなので、ジョージは余程このギターを気に入ったのだと思われます。確かにアルバム『A Hard Day’s Night』のポップな仕上がりの何割かは、この12弦ギターのサウンドが大きく寄与していたと思います。

この曲はB面に収録されることになりましたが、この時期、いわばビートルズのロックンロール期の集大成とも言えるアルバム『A Hard Day’s Night』をリリースする直前で、ジョンがそのポテンシャルを発揮し始めた時期と合致します。その片鱗を垣間見ることのできるこの曲は、ジョンのパワー全開となる前振り的な作品として、重要なナンバーと言えましょう。

この続きはまた後日に。