『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『ブラックジャック』などの有名な作品から、初期の『メトロポリス』『ロストワールド』『来るべき世界』などや、『きりひと讃歌』『陽だまりの樹』などの晩年の作品まで、全てが好きです。しかしやはり、手塚さんの多くの作品の中でも、『火の鳥』の存在は別格でした。特に「鳳凰編」「未来編」「復活編」のインパクトは絶大でした。
当時、『火の鳥』が連載されていたCOMという雑誌が中途で廃刊となり、この作品も未完となったものが幾つもありました。例えば「乱世編」「望郷編」の場合、現在出版されているのはどちらもリメイク版です。オリジナルのCOM版は埋もれたままとなっていました。また現行の「羽衣編」は、COM版とは内容を大幅に変更されているのです。
しかし先頃、Amazonで復刻大全集というシリーズの中で、この『火の鳥』のCOMオリジナル復刻版が刊行されているのを見つけました。どうやら2、3年前から出版されていたようなのです。驚喜して即、注文!
届きました、届きました。

これ、凄いです。未完となった「乱世編」などは、COMに掲載される事のなかった未完成のままの原稿まで発掘しているのです。そして何よりも、手塚さんは単行本化する際に、加筆改訂することが多いため、オリジナルを観る機会がほとんどないと言って良いのですが、この本は雑誌に掲載されたままの復刻版でした。素晴しい!(でもちょっと高い・・・)
という訳で、『火の鳥』にまたハマっている今日この頃でした。