
待ってました! トム・クランシーのジャック・ライアン・シリーズの最新刊が出ました。ジャック・ライアン・シリーズといえば、『レッド・オクトバーを追え』『今そこにある危機』など、映画の原作となった連作品です。
CIAの分析官であったライアンが、遂にはアメリカ合衆国の大統領となったのですが、その職をまっとうした後に現職を退いたライアンが、今回再び大統領を目指します。そしてその間に、ライアンの長男ジャック・ジュニアが成長して、今では腐敗したCIAに代わる組織で活躍を始める、といった状況が展開されています。
今回のストーリーは、パキスタンの軍部特殊部隊の司令官がロシアを巻き込み、パキスタンの核兵器を奪取して国を乗っ取り、イスラムのカリフ国を作ろうと画策するのですが、それをジャック・ライアン・ジュニアの属する組織がどのように対処するのか・・・という話を中心に、ジャック・シニアが大統領選挙に出馬し、再び選出されるまでが描かれます。
毎回このシリーズを読む度に思うのですが、現在の実際の国際情勢を詳細に調査分析した上で、その問題点を題材とするその着眼点が本当に素晴しい。さらに世界中の多くの現場を舞台としたストーリー展開の組み立ても見事で、読み始めると止まらない程に面白い!
今回は、その上に現職大統領であるキールティが、ジャック・ライアン・シニアの大統領選出を防ごうと、あの手この手の策略を企ててくるのに対してジャックがどう対処するのかという点も興味が尽きなかった部分です。次回、大統領に再び選出されたジャック・ライアン・シニアがどんな活躍をするのか、楽しみだ。
アメリカでは既にこの続編が発売されているとのことで、近いうちにその翻訳本が書店の店頭に並ぶと思います。
本当に楽しみ!