『マリリン 7日間の恋』

マリリン・モンローのストーリーはこれまで何本か映画化されていますが、これはその中でも一番お気に入りかもしれません。鑑賞後感が非常に良い作品に仕上がっています。その理由は、主人公にイギリス人青年を置いたことによるものでしょう。マリリンのフィルムの中の存在感の大きさや、大スターゆえの孤独さは十分に伝わってきますし、それゆえに自分の味方が身近に必要であったことも想像がつきます。でもそれを表現するのに、必要以上にドロドロすることなく、サラっとストーリーを進行させていることが、この作品を良いものにしたと思います。また、前情報は全く持たずに見たのですが、ハリ・ポッター・シリーズでヒロインを演じていた、エマ・ワトソンが出演していて、まずまず良い演技をしていました。きれいなお嬢さんになりましたね。加えて007シリーズで「M」を演じている名女優ジュディ・デンチが出演しているのも安心を与えてくれました。しかし、マリリンを演じたミシェル・ウィリアムズ、素顔は全くマリリンの面影は見られないのですが、これが本当に良く似ていたんです。役者はやはり凄い。
爽やかな作品でした。
『劇場版SPEC~天~』

人気TVシリーズの映画化は現在でも安定した興行成績が見込めるためか、数多く作られているのですが、これは結構お気に入りのTVシリーズだったので、楽しみにしていました。公開二日目とあって、客席はほぼ満員。10代から20代が多いように見受けましたが、なかなかの人気でした。TV版同様の遊びはここかしこに出ていましたが、終盤にやや弛みがありました。
(ここからはネタバレの恐れ有りのため注意)最後の最後に、神木君演じる一十一(にのうえじゅういち)を操っていた男が登場するも顔を見せない・・でもハッキリと誰でも判ったと思うが、あれは向井理でしたね。間違いなく次回作は向井が敵となって当麻(戸田恵梨香)の前に立ちふさがるんでしょう。エンタテイメントを逆手に取って、脚本が遊びまくっているように見せかけた、計算された作品なのですが、それに乗せられるのも何故か気持ちのよいものでした。楽しく観させてもらいました。