い、いつの間にか年が明けてしまってた…。笑


もういっそDVDが発売されて見直してから書こうかとも思ったんですけど


やっぱりあの感動をそのまま残しておきたいなとも思ったので。


今更感がものすごいですが、どうか許してください。笑


めちゃくちゃ長いです。今までのどの記事よりも。



11月28日に、フジの武道館公演に参戦してきました。


ツアーの余韻が冷めないまま、この日をとても楽しみにしていました。


武道館に来るのは2年振り。ここの独特な雰囲気、やっぱり好きです。


看板も会場のセットもとてもシンプル。


10周年の節目を派手に飾り付けないところがフジらしくていいなと思った。


15分ほど押して開演。


セトリはこちら。


OP映像(リバース)

桜の季節

陽炎

シャリー

Sugar!!

徒然モノクローム

WIRED

地平線を越えて

efil

赤黄色の金木犀

ブルー

茜色の夕日

若者のすべて

卒業

カタチ

夜明けのBEAT

バタアシParty Night

Magic

星降る夜になったら

LIFE


〈EN〉

sing

Gum

はじまりのうた

銀河

STAR



OP映像では、影絵がモチーフの草原に立つ少女に過去10年のライブ映像が映っていました。


志村さんの姿が映ると客席からは歓声が。


彼の歌う姿を見ただけで涙が出た。


映像の合間にメンバーが登場。お揃いの衣装。


…いや、ダイちゃんだけ攻めてたな。笑


CDJもこの衣装だったので、ご覧になった方も多いのではないかと思います。


1曲目はツアーのGumとは異なり、彼らのデビュー曲である桜の季節。


1曲目にやって欲しいなと思ってたから、これは嬉しかった。


彼らにとって特別な日のライブの1曲目は、いつだって桜の季節やったから。


総くんが目に涙を溜めている姿に更にぐっときた。


ツアーではアンコールで披露された陽炎が2曲目に。


この時総くんが使用していたのが、志村さんの白いストラトやった。


新旧織り交ぜられたセトリはツアーのものがベースになってたけど、


ツアーの時よりも確実に力強さを増してたように思います。


総くんは志村さんの歌はめちゃくちゃ練習してるって言うてたけど、


それがほんまに感じられた。この人、ほんまに努力してるんやろうなぁ。って。


志村さんが歌っていた歌も、きちんと昇華されてて。


以前くるりの岸田さんが言ってたけど、総くんはほんまにテクニックがありつつ


歌や思いを大切に出来る人なんやなぁって思った。


だからこそこんなに多くの人をぐっとこさせる歌が歌えるんやと思う。


一番印象に残ったのは、やっぱり茜色の夕日。


わたしにとってこの歌はフジを好きになったきっかけであるから、思い入れも特別やった。


「どの歌も特別やけど、志村君と一緒に歌いたいんです。」


そう言って少し暗転した後総くんの隣に現れたのは、一本のマイクスタンドと


それにかけられていた登場の時ずっと手にしていた志村さんのハット。


始まったメンバーの演奏に乗せられたのは、総くんやなくて志村さんの歌声。


志村さんが「この歌をやるためにずっと頑張ってきたと思う。」って地元凱旋ライブで言っていた程、


歌っている最中に色んな思いが込み上げて来て涙が溢れた程、


彼にとって、そしてフジにとって茜色の夕日は特別な歌。


フジファブリックのというよりは、志村正彦の歌でもあるような気がする。


それを志村さんの声に乗せて演奏したのは、メンバーなりの彼に対する敬意やったんちゃうかな。


総くんと一緒に買いに行った白のストラトにかつて総くんが乗り上げた際に落下して、


壊してしまって志村さんに睨まれたファンには御馴染のアンプ。


ハットに歌声、何より彼が手がけた音楽と志村さんが遺したものたちがステージには沢山あって。


メンバーはマイクスタンドに何度も視線を向けて。


志村さんが逝去して5年。でも、またステージに立つ彼に会えました。


「志村君と一緒にステージに立ちたかった。一緒に立てて嬉しいです。」とにこやかに言う総くん。


またこの光景が見られるなんて思ってなかったから、単純に感動した。


音楽を聴いてこんなに泣けたのは初めてやった。悲しいとかそんな感情だけではなかった。


インディーズの頃からずっと応援していた人、わたしみたいに青春時代を志村さんの音楽と共にした人、


今の体制になってからフジを好きになった人。


会場には色んな人がいたけれど、皆それぞれ志村さんへの思いを抱えていて、


志村さんを含めたフジファブリックの事を愛していたんやなぁっていう事が、


BOBOさんが次の曲を始める為にカウントを取るまで鳴りやまなかった拍手に表れていた。


「フジファブリックが、志村くんが大好きやからこのバンドを終わらせたくなかった。


この事を早くみんなに伝えたかった。」って総くんは笑って言ってた。


フジは再スタートをきってから、志村さんの死を悲観的に話したことがないような気がする。


そんなフジやからわたしは大好きやし、多くの人が応援してきたんやと思う。


ゴッチも言ってたもんね。これ程みんなが応援しようって雰囲気になるバンドはそういないって。


でも、これをファンに言えるようになるまでにどれ程の苦難や悲しみを乗り越えてきたんやろうと思うと


どうしても泣かずにはいられなかった。


武道館というロックバンドにとって憧れの聖地に、志村さんが目標として掲げてたこの場所に


彼と共に立てなかった事を一番悲しく、悔しく思っているのは紛れもなくメンバーやろうし。


やっぱり今でも、もし志村さんが生きていたらって思う事があるし、


フジファブリックとして活動を続ける以上どうしても志村さんと比べられる面もある。


だからといって志村さんのような歌を作る事が正解でもないし。


でも、結果的には志村さんがいた頃には敢行されなかった武道館公演で楽しそうに


演奏するメンバーを見て、彼らの選択や今日までの道のりは正しかったんやなって改めて思いました。


再スタートを切った頃は「やるしかない」という事をよく発言してたのに、


照れながらもストレートに「バンドが好きだ」って言ってくれたのがすごく嬉しかったです。

いつかまた茜色の夕日が披露される日がくるなら、今度は総くんに歌って欲しい。


総くんならどういう風にこの歌を表現するか知りたいしね。


勿論、涙が流れるような感傷的なだけのライブではなかった!


個人的には演出が良かったなーって思います。


OP映像やWIRED、卒業はスミスさんが携わっていたんですね。納得。

地平線を越えてや銀河の照明はすごく美しかった。


後、わたしはスタンドだったんですけどモグライトの光がとても美しかった。


ダイちゃんも「ブラボー!」連発してたしね!笑


ただ、これラババンと一緒にリュックにぶら下げてたら勝手にライト付くことが多くて


電池切れちゃったみたいなんやけど…。確か電池の交換って出来んかった気が…。


後、加トークが久々に行われてよかった!かとをさんのドヤ顔!笑


それから、ゆるいかで「一番後ろの席の人まで届けたい」って言ってて、


氣志團の団長のアドバイス通りMagicのシンガロングでは2階席をしっかり見据えながら


マイクを差し出したり、端っこの席の人の為に移動したりと会場全体が楽しめるように


配慮してくれてたのが嬉しかったです。


総くんがころころリズム変えるからちょっとぐだぐだになってたけど。笑


星降る夜になったらはちょっとハプニングあったけどこの歌大好きやしまた聴けて良かった!


singでは歌詞を変えてくれて、「この君っていうのはみんなの事やで!」って


言ってすぐに照れてる総くんにほっこりした。


「あのリハは何やったんや…」って言う位、リハとは段取りが違った進みやったようで。


それだけメンバーも楽しく過ごせてたってことかな。


後、Gumがアンコールに来たことでこの歌の持つメッセージ性が


更に力強くなって、ぐっと届くようになったと思います。


ほんまにこのアルバムは総くんにとって、そしてこれからのフジにとって転機となる


作品になったんじゃないかな。贔屓目抜きにしても良いアルバムやと思う。


総くんのボーカリストとしての自覚や覚悟が感じられるなぁって思います。


「このライブではフジファブリックの過去・現在・未来を見せたい」って言ってたけど、


その未来に当てはまる新曲のタイトルが「はじまりのうた」っていうのが何かいいなって思った。


彼らの見据えるこの先が、MVのように多幸感溢れるものになって欲しいと思いました。


「みんなへのラブソングです!」って嬉しそうに言ってた総くんの笑顔は最高でした。


最後のSTARは突き抜けるような歌声に鳥肌が立った。


ほんまにこの人は5年前まで歌うって事をしてへんかったのかって位。


声の調子も良くて、彼がボーカリストとして歌う事が好きだと言ってくれた事、


そしてこの5年間弛まぬ努力をしてきた証をしっかり見せてくれて嬉しかった。


総くんが「もうこれしか言えないけど」って言うてたほど、


こちらに向かって何回も何回もありがとうって言ってくれたけど、


こちらこそ何度ありがとうを言っても足りないような、素敵なライブでした。


そして、ツアーのお知らせ。


まだまだ先だと思っていたのに、気付けばもう2か月前。


連作CDのリリースも決まって、11年目もフジが躍進してくれるのが嬉しくて、


これからどんな景色を見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません。


最後にステージの端から端まで歩いて回ってくれたけど、総くんの手には志村さんのハット。


最後まで彼らは4人でステージに立ってくれました。


終演後しばらくは相方さん共々放心して座り込んでしまいました。笑


この10年、ほんまに色々な紆余曲折があって沢山の困難が彼らを待ち構えてた。


でも、あれほど感動的で温かいライブが出来るバンドはフジだけやと思う。


富士吉田でのライブ後、「今のフジ、こんなに良いんだよって事を皆に見せたかった。」って


志村さんが言ってたのを思い出した。


志村さん、あなたの姿が無い事はどうしようもなく寂しいけど、今のフジすごく良いですよ。


そして終演後に関係者に向かって総くんが言った一言。


「これからが本当の勝負だと思います。」


めちゃくちゃかっこいいな、と思いました。あのライブをした直後にこんなことが言えるなんて。


気付けばもうすぐメジャーデビューしてからは総くんがボーカルを務める期間の方が長くなる訳で。


経歴だけで言えばもう立派な中堅。ダイちゃんとか今年でもう30代後半になるんやもんなぁ。


だからと言って守りに入る訳でもなく、いつでも挑戦し続ける彼らに


これからもずっと付いて行こうと思いました。


本当にここ数年間見たライブの中でも最高のものやった。


総くんも言ってたけど、こんなに時間が止まればいいのにって思えたライブは初めてやった。


わたしは武道館公演で、志村さんに対する思いに区切りをつけようと思っていました。


彼らはとっくに歩み始めているのに、いつまでも悲観的でいたくなかったから。


でも、そんな事はしなくていいと、あのライブで教えて貰えた。その事に物凄く救われました。


この5年間、すごいスピードでフジは進み続けてたけど、まだまだ気持ちの整理はついてなくて。


でもそのことをやっとファンにも吐露出来る位、彼らは自分たちを確立出来たんやなぁって。


気持ちの整理なんて、付けなくていいと思う。


簡単に割り切れてしまうような寂しい大人にはならんといて欲しいです。ただのエゴかもしれんけど。


これからも志村さんと共に進んでいくフジファブリックを応援していきたいです。


志村さんが逝去してからフジを聴けなかった期間が長かったんやけど、


また聴けるようになれて、そしてこの公演に行くことが出来て本当に良かったです。


自分でもびっくりするほど、フジは自分に深く根付いてる事に今更気付かされています。


ありったけのありがとうを言いたいです。



…ほんまにめっちゃ長くなってしまった。そしてめっちゃ痛い文章の数々。笑


まぁでもこんな文章をぽんぽん並べてしまうほど、武道館公演、


そしてフジファブリックというバンドは最高なんですよって事を言いたい。


こんなしょうもないブログでそれが少しでも伝わればいいなぁと思います。


ここまで読んでくださった方、(いるのかな?笑)本当にありがとうございました。